津村啓介の発言 (国土交通委員会)

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○津村委員 日本の通訳案内及び旅行業について議論をいたします。
 通訳案内士は、戦後日本の観光振興におきまして、大変重要な資格として機能してまいりました。しかしながら、グラフを幾つか用意させていただきましたけれども、ここ数年の訪日外国人観光客の方の急増に伴いまして、その業容を大きく変化させているわけでございます。
 今回、業務独占を廃止いたしまして、大きく門戸を広げるということが御提案になっているわけですけれども、ここ数年の通訳案内士試験の合格者あるいはその合格率を見てまいりますと、訪日外国人旅行者の急増について政府が必ずしも十分予見することができていなかった、あるいは、東日本大震災等で一時的に訪日外国人観光客の減少あるいは足踏みということも見られた中で、なかなかその先の絵を描き切れなかったことが、ここに来ての大きな政策転換につながっていると見ることができます。
 グラフを見ていただきますと、何枚かカラーでお配りをしているんですけれども、一ページ目の上の段が、全体の合格者と受験者数、合格率でございます。先ほど申し上げましたように、合格者数は平成十九年度の規制緩和の際に大きくふえておりますし、また、合格率も大きくふえておりますが、その後、減少いたしまして、ここ数年、改めて上昇基調にあるということになります。
 下をごらんいただきますと、訪日外国人旅行者数と通訳案内士試験合格者数の推移についても同様のトレンドを見ることができます。これは、ちなみに、どちらも左側に二千四百と書いていますけれども、単位が、上は万人で、下は人ですので、縮尺でいうと一万倍の違いがあるわけですので、この通訳案内士試験の合格者数のトレンドはこれよりもかなり開きがあるわけです。
 いずれにいたしましても、訪日外国人旅行者数の大きな増加トレンドにもかかわらず、通訳案内士試験の合格者数については、急増させてみたり急減させてみたり、でこぼこが大きいということを申し上げたいというふうに思います。
 これを少しつぶさに見てまいりますと、一枚おめくりいただきまして、こちらは、英語圏、あるいは中国語、さらに、次のページに行きますと韓国語、タイ語というふうになるわけですけれども、英語圏については、ここ数年、改めて合格者数が急増していますが、下の中国語、あるいは、おめくりいただきまして韓国語、そして、少しマイナーかもしれませんが、タイ語については、どちらかといえば、今、訪日外国人観光客の主な増加要因となっているこれらのアジア諸国の言語について、実は、通訳案内士試験の合格者数というのはここ数年ほとんど伸びていない。ここは英語と大きな違いになっているんですね。
 私は、この言語別の通訳案内士数の偏在是正がおくれたということ、この取り組みが十分できていなかったことが、今回、ある意味では少し急激過ぎる対応を迫られざるを得なかった背景になっているのではないかと思うんですが、こうした言語別の通訳案内士の偏在是正がおくれた背景と今後の見直しの方向性について伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 津村啓介

speaker_id: 34756

日付: 2017-05-12

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会