三谷秀史の発言 (情報監視審査会)
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○三谷参考人 サードパーティールールについてお尋ねいただきました。
個人的なお話を申し上げますと、四十年近く前に初めてインテリジェンスの世界に足を踏み入れた若い私に対して諸先輩たちが厳しく教え込んだのが、サードパーティールールとニード・ツー・ノウ、この二つでございました。今考えてみますと、実はこの二つとも、情報源を守るための具体的な方策としてたたき込まれたというふうに思っております。
その上で申し上げますが、サードパーティールールというのは、私、この言葉とずっとつき合ってまいりました、結論から申し上げます、慣習法です。したがって、どこにも定義が書いてないんです。
一方で、厳しくそれを守ることを要求される慣習法でもあります。サードパーティールールを破ったその瞬間に、情報はとまります、確実にとまります、諸外国との間で。これも言えると思います。これが二点目。
三点目。サードパーティールール自体の中身は変化し続けていると思います。少なくとも、私が仕込まれた三十有余年前は、情報機関対情報機関の間の約束事、すなわち、Aという情報機関が別の国のBという情報機関に、サードパーティールールを前提に、前提にです、どこにも書いてないです、当たり前のルールとして渡した、この情報機関が同じ国の中のCという機関に渡したその瞬間に、ばれれば相当な抗議が来たという時期がございました。少なくとも、これは今は変わった。すなわち、インテリジェンスコミュニティーの中であれば、よほど厳しい、あなたの機関限り、あなた限りという条件がついていない限りは、インテリジェンスコミュニティーの中での共有は基本的には認められているのではないかというふうに最近感じております。
では、それが、対他の行政機関、政策執行機関との関係、さらに、あえて申し上げれば国会との関係ではどうかということは、実はいまだに確定的な解釈は固まっていない。各国、各地、各機関が模索している、それが現状ではないかと思います。したがいまして、私は、内閣調査室の担当者にある種同情を感じます。
以上であります。