後藤祐一の発言 (情報監視審査会)

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○後藤(祐)委員 三人の参考人の皆さん、本当にきょうはありがとうございます。
 まず一点目は、春名参考人のお話しされたことから触発された面もあることを、三谷参考人にちょっとお伺いしたいんですが。
 三谷参考人の最初のお話の中で、行政府と立法府あるいは情報監視審査会の間の信頼が前提だというお話、まさにそのとおりで、我々もそれをどうつくっていくかという中でいろいろ苦労してきたわけですが、三谷参考人の最後の方で、秘密の客体ごとに何を守るべきかというものは、もうごった煮になっているので、ちょっと違っていいんじゃないかというような趣旨のお話があったと思うんです。
 これは非常に我々もそのところを感じておりまして、例えば単なる暗号そのものというのは、我々は別に知ってもしようがないわけですよね。あるいは、情報源情報の、人の名前そのものを我々が知ってもしようがないわけですね。ですが、政策決定過程でどういう議論がなされてその結論に至ったのかみたいな話は、リアルタイムかどうかは別として、少し時間がたったら検証できてもいいんじゃないかとか、特定秘密の中でも、我々が知ってもいいんじゃないかということと、知ってもしようがないんじゃないかということはかなり違うと思うんです。
 そのような中で、行政側からすると、我々情報監視審査会に対してすら見せるべきでないもの、例えばさっきの情報源情報の人の名前とかいうものと、情報監視審査会に対しては、リアルタイムかどうかはともかく、後では見せてもしようがないかなというようなものですとか、あるいは、将来的には、世の中に対しての公開も含めて、いいのではないかというようなもの、それは五年だったり三十年だったりすると思います、こういったものは結構違うと思うんですね。
 秘密の客体ごとにその差をつけていくということが信頼につながるということについて、今、私は推測で物を言っていますが、我々の思い込みでもいけませんので、行政の中におられた、まさに我々にすら、情報監視審査会にすら説明したくないものを見ておられた三谷参考人の感触をお聞きしたいと思いますというのが一つ目です。
 二つ目は、その関係で、先ほど岩屋先生からもありましたけれども、やはりNSC四大臣会合での議論の内容についてもそういう面があるのかなと思っておりまして、その四大臣会合の中でも、特定の入手してしまった情報の事の経緯から、サードパーティールールが働いて言えない情報もあるかもしれません。ですが、いろいろな価値判断をする上で、こういう選択肢がある中でこれを選んだんだみたいなことは、もしかしたら説明できるかもしれないんですね。
 こういったNSC四大臣会合での議論について、我々はどうやって接したらいいのかというのは今最大の課題になっていて、もう少しその中も、今言ったような形で、我々が知るべきもの、知る必要のないもの、あるいは知らない方がいいものというような考え方もあるんじゃないのかなと思うんですが、これについても三谷参考人に伺いたいと思います。
 三つ目は、これは三木参考人と春名参考人にもぜひお伺いしたいなと思うんですが、これも先ほど来、三木参考人のお話と岩屋先生のお話の中で出てきている話ですが、特定秘密の指定期間の問題と文書の保存期間の問題と廃棄の問題をどう整理していくかという中で、特定秘密の指定期間より前に保存期間が来てしまうことはおかしいのではないかという問題提起が三木参考人からありました。これを同時にした場合、文書の保存期間と特定秘密の指定期間が同じ場合、指定期間になった瞬間、廃棄される可能性があるんですね。それでいいのかどうか。
 つまり、特定秘密保護法をつくるとき、私も議論に参加した一人ですが、何となくイメージにあったのは、先ほどの春名参考人のシークレシーとデモクラシーのバランスでいうと、特定秘密の指定期間というのがあって、文書の保存期間はそれよりもうちょっと長くて、公開というのはそのうちされるんだろうというような希望的前提みたいなものがあったんですが、実はそうでないことが明らかになってきている中で、特定秘密の指定期間が終わった後も文書は捨てちゃいけないんだ、その後もとっておかなきゃいけないんだ、そのうちどこかで公開されるんだというのを原則としながら、そうはいってもねというものもあるというような、この指定期間と保存期間と廃棄、そして公開の問題のトータルの整理について、先ほど半分以上はお話しいただいているとは思うんですが、特に同時の場合、指定期間が来た瞬間、廃棄されると私は思います。それでは見ることはできないわけですよね。ということを含めて、これは春名参考人と三木参考人にお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 後藤祐一

speaker_id: 29183

日付: 2017-05-15

院: 衆議院

会議名: 情報監視審査会