三木由希子の発言 (情報監視審査会)

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○三木参考人 将来的な課題ということで申し上げますと、一つが、今回お出しになった報告書に、去年の参考人質疑の私の意見、指摘に対する考えを示していただいているんですけれども、昨年一番最初に申し上げたことが、政府活動そのものと秘密が生まれるということは切り離せないので、政府活動そのものについてもやはり一定の監視が及ばないと、秘密指定が適切かどうかが当然判断できないのではないかということを指摘させていただきました。
 ですので、お二方の参考人と少し似てしまうところがあるんですが、特定秘密を含む分野というのは、これは意図してかどうかは別にしても、人権侵害、権利侵害とかなりすれすれのところは当然ございます。ですので、この分野がどうやって監視、監督されているのかということは、実は一般市民からすると重大な関心事のはずです。情報公開を通じてなるべくそこの情報を出してもらうということは大事だとは思うんですけれども、一方で、私はふだん情報公開を求める立場で活動しておりますので、いかにそれが難しいかも痛いほどよくわかっております。
 ですので、情報を出さないことを責めているだけですと、私たちの権利侵害が起こった場合に何の抑止にもならないということになりますので、国会として、ここの場でやるかどうかということはいろいろ議論はあるとは思いますが、一方で、どうやってこの分野の監視活動、監督活動をして、その結果を可能な範囲で情報公開をして一定の説明責任を果たすというような、そういうプロセスをまずつくるということが大事だというふうには考えています。
 そういうことを申し上げるのは、やはり、国外のNGOとおつき合いしていますと、皆さんそういう報告書を手がかりに、さらにここの分野の情報は大事だということで情報を求める行動をしているんですね。私たちはその手がかりすらない状態で、どうやって私たちはより情報にアクセスできるのかとか、知るべき情報にたどり着けるのかということに本当に悪戦苦闘しているという状態でもございますので、これは、警察が必要ないとかインテリジェンスコミュニティーが必要ないとか外交政策は必要ないとかそういう問題ではなくて、そういうものがあるという以上は、どうやってそこをより適切なものにしていくかということを、ここで特定秘密の状況を把握していただきながら、将来的にはそこに目を向けていただけると大変よいのではないかと思っています。

発言情報

speech_id: 119304541X00520170515_027

発言者: 三木由希子

speaker_id: 33784

日付: 2017-05-15

院: 衆議院

会議名: 情報監視審査会