郷原信郎の発言 (法務委員会)

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○郷原参考人 やはり、一言で言うと、リスクが大きいということなんじゃないかと思います。
 結局、法科大学院を出て司法試験に合格して法曹資格を取るということが全て今の法科大学院の前提になっていますから、それが、もうほかの選択肢は考えないような、最初から司法試験一本、法曹一本という非常に優秀な人たち、昔で言えば、五百人ぐらいの人たちというのはそういう人たちなんでしょうが、それを外れる人というのは、社会人とかいろいろな経験、経歴の人がいて、そういう人たちにとって、リスクが相当程度あり、それは合格のリスクがあって、法曹資格を取っても、では弁護士として食えるのかというリスクもあります。そういうものの中でどんどん人気が失われていったんじゃないかという気がします。
 そこに、先ほど山田委員の質問にも出ていました司法試験のあり方の問題、これが、昔の司法試験よりも、いろいろ実務能力を問ういい問題にしようというふうに競って各分野の問題がレベルアップされた結果、なかなか普通の能力では十分な合格答案が書けない人が大部分ということになって、それが何か、かなり運によって合否が左右されるようになってしまっているというのが、先ほど申し上げた総務省の政策評価に関する研究会のときにも、いろいろな人からそういう声が出ていました。そういう面でも、試験におけるリスクが大きい。
 いろいろな面で、そのリスクの大きさが若者たちに司法試験を目指すことをちゅうちょさせているんじゃないかと思います。

発言情報

speech_id: 119305206X00620170324_029

発言者: 郷原信郎

speaker_id: 29864

日付: 2017-03-24

院: 衆議院

会議名: 法務委員会