逢坂誠二の発言 (法務委員会)

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○逢坂委員 大臣の方から感想でも多少聞けるかなと思ったんですけれども、非常に残念であります。
 さて、それではこの問題をちょっと……(金田国務大臣「両方とも大事」と呼ぶ)いや、それはもう聞いております、両方大事だというのは聞いております。ただ、両方の法案を一緒に審議するというのはなかなか難しいわけでありますので、それで、採決も一緒にやるというのもなかなか難しいわけでありますから、やはりどちらかを審議に入ってしまうと、その審議をとめてまたやらなきゃいけないということになりますので。
 いずれにしても、ちょっとこれについては、私は、国民の要望も非常に強いわけでありますので、もし今後のこの共謀罪法案の審議の中で、大臣がなかなか答弁できないような場面があるとか審議がストップするなんということがあれば、この共謀罪の法案は審議しかかりであっても、性犯罪厳罰化法案の審議をすべきではないかなというふうに思っていますので、そのことは指摘をさせていただきます。
 そこで、前回の共謀罪法案の審議のとき、私は法務委員ではありませんでしたので、その審議の内容は余り詳しくは当時は承知しておりませんでした。しかしながら、今回、法務委員会で審議をするということになって、過去の議事録、全部集めまして、まだ残念ながら全ては読めていないんですけれども、少しでも時間のあるときは過去の審議、議事録も読もうということで、半分ぐらい大体読んだかなという感じがします。
 それを見て感ずるのは、当時の議論というのは、確かに与野党、随分激しいせめぎ合いがあったのは事実なんですけれども、私、与党の皆さんの議論を見ていて、すごいなと思うことがありました。
 それは、閣法で提出されている法案だから、閣法がいいんだ、いいんだ、正しいんだ、いろいろ説明することに対して、それは大丈夫ですねとかこれは一億総監視社会になりませんねとか、そういう目線で政府から確認のような答弁をとっているものばかりではないんですね、実は。結構厳しく、その閣法の内容あるいは国民から不安のある声について、この規定で大丈夫なのかとか、それはおかしいのではないかといったようなニュアンスの質問が与党からも相当多いというふうに認識をいたしました。これは、でも、私はすごい意味のある審議だなというふうに思うんですね。
 最近の国会議論を見ておりますと、何か閣法で出されたものをとにかく是認する、その理由をいっぱい並べるのが与党の議員の皆さんの仕事であるかのような側面が見えるところが多い。(発言する者あり)そういうふうに見える場面が私にはある。だから、今回のこの共謀罪の審議も、やはり、単にそれを通す、そういうベクトルを大きくするだけの質問ではなくて、批判的な見方、そういうものも含めた質問というのが非常に重要なんだろうと思っています。
 そこで、けさ、実は、私どもの法務部門会議に、当時の法務委員会での議論、与党の議論をどちらかといえばリードされた早川忠孝先生にお越しをいただいて、現在は弁護士をされておりますけれども、いろいろとお話を伺いました。非常に勉強になりました。
 早川先生は、やはりいろいろなことはあったんだろうと思いますけれども、わざわざ民進党の部門会議に来ていただいてお話をするというのは、非常に私は勇気、決断の要ることだったんだろうと思っています。しかし、それは、過去の議事録を読んだり、早川先生が当時の議論の中でやっていたことを思うと、やはりなるほどなという感じもするわけであります。
 そして、当時閣法で提出された法案について、自民、公明両党で修正試案というのを出されている。これを見ると、やはり今回出された閣法とは随分違っているような気がいたします。対象犯罪数ももちろんこれは少ないですし、しかも、これには、配慮規定でありますとかあるいは留意事項、こういったものまで載せていて、閣法で出された法案に対する不安、それを払拭するというようなことまで含まれているわけであります。まあ、全部払拭できるかどうかはわかりませんけれども、そういう試案が出されているということであります。
 与党の方がどういう質疑をするかということを私は制限、制約をする意味でこんな発言をしているわけではありませんけれども、過去の委員会ではそういう雰囲気もあったということを御紹介させていただいたということであります。
 そこで、大臣にお伺いしますが、今回の閣法を提出するあるいは立案するに当たって、過去のこうした国会議論というものを参考にされていたのかどうか。なぜそれを一つの出発点にしなかったのかどうか。しかも、これは、前回の議論のときは自公の修正案でありますから、それはある種の到達点だというふうにも私は思うわけですが、このあたりは、大臣、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 逢坂誠二

speaker_id: 4539

日付: 2017-04-14

院: 衆議院

会議名: 法務委員会