安倍晋三の発言 (予算委員会)

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○安倍内閣総理大臣 ただいま茂木委員長が御指摘をされたように、一年余り前に、入社一年目の女性が、過酷な長時間労働によって、その状況の中でみずから命を絶つという大変悲惨な出来事がございました。
 しかし、長時間労働によって過酷な状況の中でみずから命を絶つ、それは彼女だけではないのは事実でございます。こうしたことにしっかりと終止符を打たなければならないという決意を持って、我々は、時間外労働の長時間労働が何時間かということを決めて、しっかりとこうしたことを防止していくという決意を持って取り組んでいきたいと思います。
 まさに今議論になっているのは、何時間まで許されるのかという時間外労働について、何時間が許されない長時間労働であるかということが今まさに議論の焦点になっているわけですね。であるならば、それをちゃんと法案に入れ込むことによって当然議論ができるわけであります。その時間を出さずに厚生労働省令に丸投げしてしまっているのであれば、つまり、何時間だということを示さないまま法案が出ているのであれば、それは議論ができないということになってしまう。我々政府としては、そのまま出すことは、そういう形で出すことは無責任である、我々はこう考えております。
 そしてまた、野党は、月百時間という数字のみに着目をし、脳・心臓疾患の労災認定基準、野党が言う過労死基準をクリアしていないのではないかと批判をしておりますが、誰に対して何時間の上限とするかを決めるに当たっては、最低限この労災認定基準をクリアするといった健康の確保を図ることは当然のことであります。その上で、女性や高齢者が活躍しやすい社会とする観点や、ワーク・ライフ・バランスを改善する観点など、さまざまな視点から議論する必要があります。
 政府としては、実現会議で取りまとめる三月の実行計画に沿って、法改正に向けた作業を加速し、いわゆる三六協定でも超えることができない、罰則つきの時間外労働の限度について、どのような方に何時間の時間外労働の上限を設けるのかを明記した法案を提出する考えでございます。

発言情報

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発言者: 安倍晋三

speaker_id: 26067

日付: 2017-02-01

院: 衆議院

会議名: 予算委員会