武藤容治の発言 (予算委員会)

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○武藤(容)委員 本当に注目をされている経済というものをしっかり道筋をつけられるように、ぜひこれからもしっかりと対応していただけるようにお願いを申し上げたいと思います。
 総理もいつもお話しいただいていますけれども、地球儀を俯瞰する外交に尽力をされてこられました。外務省に問い合わせをしましたら、この二月現在で六十六の国と地域を訪問され、飛行距離にすると百万キロを超えられたそうであります。地球を約二十五・五周回られたということになりますけれども、経済ミッションとしても延べ七百五十社を超えるところまで来られて、まさに強靱的な外交成果をおさめてこられました。
 総理は、この外交実績を通じて日本の進むべき平和と繁栄への道を訴え続けてこられました。これまでの総理の御努力は、まさに日本の財産であり、私は世界の財産でもあると思っております。自由主義と市場経済を世界の国々が広く共有するところに繁栄と安定があるという価値観を訴え続ける安倍総理に、強く期待を感じるところであります。
 それでは、次に、岸田大臣にお伺いをしますけれども、岸田大臣も、総理同様、ちょっと少ない二十四・九七周で俯瞰されておられます。私も、元部下として心から敬意を申し上げます。
 レックス・ティラーソン国務長官との会談をされたわけですけれども、後ほどその成果についてもお話を伺いたいと思いますが、私も外務副大臣として約十カ月、地球は四・五周しか回っておりませんけれども、それでも、五十カ国近くの大臣や議員の先生方とお会いをしてきました。
 日本の政治が安定し、政策の継続性が経済を力強く再生させ、G7でも完全失業率は最も低く、雇用が安定していることを高く評価されていることを強く肌で感じました。
 私は、英国のEU離脱の国民投票も今回の米大統領選挙も、雇用という問題について、国民の選択の大きなファクターであったというふうに思います。また、残念ながら、世界各地で起こる紛争の原因に雇用問題があるということも承知しております。
 イスラエル占領下にあるヨルダン川の西側で、パレスチナ経済発展のために、二〇〇六年、当時麻生先生が外務大臣でありましたけれども、日本の提案で、平和と繁栄の回廊構想に基づく中核プロジェクトとして、東京ドームの約二十四倍の広さを持つジェリコ農産加工団地が、十年を経て、一昨年から数社が稼働開始になったと承知しております。
 このような雇用創出型のいわゆる日本のODAの関係。日曜の日経新聞にも、チュニジアのチュニスの、JICAの支援するカイゼン手法を導入した記事が掲載されておりましたけれども、雇用創出がISに走らない社会の安定につながることを訴えて先進国の支援を求めている記事がありました。人材育成型が経済の自立を促す日本らしいODAのあり方だと思います。
 また、規模は小さいけれども、草の根・人間の安全保障無償資金協力のように、大使館が行っているものもあります。
 私もセルビアで、洪水災害で使えなくなった医療機材を支援したオブレノバッツの診療所を視察しました。大変な歓待ぶりを受けましたけれども、知日派、親日派の形成につながる最前線の重要性を痛感いたしました。このセルビアにも、EU非加盟国を狙った中国の攻勢が強いと伺っております。
 ODA予算は、昨年度が十七年ぶりに増額となりましたけれども、ピークの平成九年度に比べてまだ半分であります。厳しい財政事情の中で現場の最前線は大変苦労しながら、各国との折衝、調整に尽力しています。
 それでは、ここでちょっとパネルを見ていただきたいと思いますけれども、主要国外務省との職員数比較であります。
 日本は、米国の五分の一、ロシアの半分、中国、英国、フランス、ドイツ、主要国どこと比べても少ない現状であります。
 次に、大使館とか総領事館などの在外公館数の比較をこのパネルで示しておりますけれども、中国の二百七十一に対して、我が国は二百二十三であります。ただ、この数字は二十九年度予算が通った後の数字でありますので御理解をいただきたいと思いますが、国際情勢がますます不安定化する中で、外交実施体制の強化は急務であると承知しております。中でも在外公館は、歴史戦を戦ったり、あるいは海外で活躍する日本企業を支援するためにも、その役割は大変重要になってきております。
 私はメキシコの在レオンの総領事館の開所式にも行きましたけれども、日本企業の急増に伴い、企業支援を重要な任務とする総領事館ながら、館員はたったの三人でありました。在外公館をふやすためには既存の在外公館の規模を縮小するルールがあると聞いて大変びっくりしました。
 ぜひ、大臣のこの辺の御見解について、まず岸田大臣にお聞きしたいと思いますけれども、在外公館の質、量ともに拡大を図っていくべきだと考えますけれども、御所見を、先ほどのカウンターパートとのお話もあわせて、簡単でございますので、決意とお話をいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 武藤容治

speaker_id: 5964

日付: 2017-02-14

院: 衆議院

会議名: 予算委員会