大野敬太郎の発言 (予算委員会)
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○大野委員 ありがとうございました。
今後もぜひ、日本の役割そして日米同盟、全体像をしっかりと政府の中で御議論いただければ、またアメリカとのしっかりとした交渉をしていただければと思います。
質問をかえさせていただきたいと思いますが、次に、日本独自の抑止力についてお伺いをさせていただきたいと思います。
トランプ政権が発足して、何かアメリカが異質のアメリカになってしまったんじゃないか、こういうイメージが先行している部分もあるんだと思いますけれども、私は実は、安倍総理が過去四年間に紡いできた日米関係の、日米の心のきずなというのはしっかり生きているんだと思います。
例えば、前オバマ大統領の広島訪問、あるいは安倍総理のパールハーバーの訪問。あるいは、私の中では、やはり二年前のあの安倍総理のアメリカ上下両院、議会での歴史的な演説、私も末席で同席をさせていただきましたけれども、大勢のアメリカの国会議員の心の震え、これを肌で感じたことをいまだに忘れることができないですね。
あるいは、一方で平和安全法制。私は、アメリカ人のお父さんやお母さん、生身の人間としてのそういった方々にどう刺さったのかというのは非常に重要だと思うんですね。
それまでは、守りに行っても守ってくれないんだってということから、守りに行ったら、いや、守りに行った人は守ってくれるよ、この価値の変化というのは、アメリカ人の心に相当大きな変化を及ぼしたんだと私は思っているんです。
それは実は民主主義の国家では非常に重要で、その支えがあって大統領の決断も変わる、そういう部分もあるんだと思うんですね。だから、そういった意味で、アメリカ人の心の中には、いや、日本だったら守ってさしあげるよ、こういう気持ちが今あるんだと私は思うんです。
ところが、残念ながら、今、アメリカの国民の中では、どんどん内向きになっている、外の紛争にはなるべく関与したくないよね、そういう意識もしっかりと高まっているわけであります。
これは社会構造の変化というのもある、いろいろな要件があると思いますけれども、そう考えると、今、日本の周辺の安全保障環境は、先ほど総理もおっしゃったように劇的に戦略的脅威のレベルというのは上がってきているわけで、果たして今のままで日本の防衛はいいんだろうか、これは大きな疑問を私は抱いているところでございます。
そういった観点で、やはり日本の抑止力、対処力というのは質と量の両面で変えていかなくちゃいけない、私はそう思っているんです。昔、古代のローマ、カエサルが、人間は見たいものしか見ないんだ、そういう言葉を残していらっしゃいます。見たくない現実をしっかりと見て、そして対処していく、これはまさに日本がやるべき課題だと私は思っているんです。
そこで、お尋ねしたいのは、先般の首脳会談でも、日本側から、日本は防衛力を強化し、我が国の役割を拡大する、そういうコミットをされたそうでございますけれども、これはどういった意味なのか、ぜひお答えをいただければと思います。