大野元裕の発言 (外交防衛委員会)
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○大野元裕君 ありがとうございます。
次に、木村参考人にお伺いをさせていただきたいと思っています。
今、我慢のしどきである、少し機が熟すのを待てと、こういう御指摘でございましたが、他方で、我々政治家は、今年どうするんだとか、日々に追われていることも事実でございまして、今どうするべきかということなんですが、この交渉に従って、まあ、得るものはほとんどなかったんだろう、先払いばかりが多かったというような、こういう話かとも私も伺っておりましたし、実はあの八ポイントの経済協力については、新たな予算措置が必要であるにもかかわらず、なぜか国会にも諮られないということで、我々これを議論する立場すら与えられていないという不思議な状況でございますが。
他方で、先生にお伺いしたいのは、これまでの我が国の例えば領土に対する立場と若干変わってきているのではないか。特に、例えば一九七九年のたしか十月でしたね、ソ連が我が国の固有の領土である北方四島に対して軍の恒久的施設を強化させたときには、我が方は北方領土の早期返還と軍の撤退を求めています。これは我が国の昭和六十一年に国会が決議したのも同じように撤退を求めているんですが、なぜか今回そういったことが行われずに、例えば地対艦ミサイルが二種類、バルとバスティオンというのが配備されましたが、バスティオンに関していえばマッハ二・二で超低空ということで、我が方からは迎撃する有効な手段を持っていない。これが新たに会談の直前に、一か月ほど前に配備されたにもかかわらず、実は撤退を言っていないんですね。懸念としか言っていない。あるいは、その直前に菅官房長官の、ロシアの三百九十二の軍事施設があると言いながら、注視しているとしか言わない。
こういった領土に対する我が方の立場の後退というかは、どういう影響を機が熟すまでの間与えてしまうのかということについて是非教えていただきたいと思います。