稲田朋美の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(稲田朋美君) 今回、北朝鮮は、四発の弾道ミサイルをほぼ同時に発射し、いずれも約千キロ飛翔して、そのうち三発は日本海上の我が国の排他的経済水域内に、残り一発は排他的経済水域付近に落下したものと見られます。
北朝鮮は、昨年、それまでは三年か四年ごとに行っていた核実験、一回やれば三年、四年空けていたものを僅か八か月の間に二回強行し、弾道ミサイルも年間では過去最多となる二十発以上を発射をしたところであります。核兵器は小型化、弾頭化の実現に至っている可能性もあり、今、弾道ミサイルについては技術的信頼性の向上や新たなミサイルの開発を追求していると見られます。
政府としては、このような北朝鮮の核・弾道ミサイルの開発、運用能力の向上に関して、昨年来、新たな段階の脅威になっていると認識をいたしておりまして、今般の弾道ミサイル発射に関しても、こうした新たな段階の脅威であることを改めて明確に示したものであると考えております。
我が国は、弾道ミサイルの脅威に対して、我が国自身の弾道ミサイル防衛システムを整備するとともに、日米安全保障体制による抑止力、対処力の向上に努めることにより適切に対応することといたしております。
この弾道ミサイル防衛システムに関して、日米両国は緊密に連携しております。例えば、早期警戒情報を始めとする情報の密接な共有、イージス艦やPAC3等の我が国への展開配備、能力向上型迎撃ミサイル、SM3ブロックⅡAの日米共同開発を進めているところでございます。
その上で、ミサイル防衛に関する我が国自体の取組として、例えば、中期防で、我が国全体を多層的、持続的に防護する体制の強化に向け、イージスシステム搭載護衛艦の増勢、能力向上型PAC3ミサイルの導入、能力向上型迎撃ミサイル、SM3ブロックⅡAの日米共同生産の推進、配備の検討、必要な措置等を行うことといたしております。
防衛省・自衛隊としては、北朝鮮の核、ミサイルに関し、関係諸国と緊密に連携をし、万全を期す所存でございます。