稲田朋美の発言 (外交防衛委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(稲田朋美君) 我が国にとって、南シナ海における航行の自由及びシーレーンの安全確保は重要な関心事項であって、自由で開かれた平和な海を守るため、国際社会が連携していくことが重要であると考えております。
これまでにも、フィリピンやベトナムなど南シナ海周辺の国々に対する能力構築支援、防衛装備協力や、南シナ海において海上自衛隊と米海軍等の各国軍隊の共同訓練を行うなど、地域の安定に資する活動に積極的に取り組んできており、今後とも二国間、多国間による共同訓練・演習を推進することといたしております。
私が着任した以降の具体的な取組例としては、まず、海上自衛隊航空機TC90のフィリピンへの移転が挙げられます。フィリピンの海上安全に係る能力の向上は地域全体にとっても有意義なものであって、現在移転に向けたパイロット教育等に取り組んでおります。
また、委員が今御指摘いただきました昨年十一月にラオスで開催された第二回日・ASEAN防衛担当大臣会合においては、南シナ海情勢についても意見交換を行い、法の支配及び紛争の平和的解決の重要性で一致したほか、私から、我が国の独自のイニシアチブであるビエンチャン・ビジョンを表明し、ASEAN全体への防衛協力の方向性について透明性を持って重点分野の全体像を初めて示しました。現在、同ビジョンに沿って、一つは法の支配の貫徹、二つ目は海洋安全保障の強化、そして三つ目として多様化、複雑化する安全保障上の課題への対処という三つの重点で実践的な防衛協力を進めるべく、具体的な取組について検討しています。
本年二月の日米防衛大臣会談において、私から、南シナ海における米軍の行動は法に基づく海洋秩序の維持に資するものであって、米軍による取組を支持する旨述べつつ、互いに能力構築支援などを通して南シナ海への関与を継続していくことで一致をしたところです。
このような取組を始めとして、法の支配に基づく国際秩序を維持するため、今後とも、関係国との協力を積極的に推進してまいりたいと考えております。