岸田文雄の発言 (外交防衛委員会)

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○国務大臣(岸田文雄君) まず、委員御指摘のように、現在の国際社会においては新興国の台頭など、パワーバランスの変化が生じています。それに加えまして、国際秩序における強力な指導力の減退と多極化、さらには国際課題の複雑化、また力を背景とした現状変更の試み、さらには秩序の不安定化、こうした動きを見ることができます。さらには、最近は、保護主義ですとか内向き傾向の台頭、こうしたものも指摘をされています。
 こうした変化、そして不透明なこの状況において我が国としてどう対応していくのかと、これを考えていかなければいけないわけですが、私も外務大臣に就任してから、外交の三本柱として、一つは我が国外交の基軸であります日米同盟の強化、二つ目として近隣諸国との関係の強化、そして日本の経済の成長を後押しする経済外交の強化、この三本柱を掲げて外交を進め、それと併せてグローバルな課題にも対応していく、こうした取組を続けてきたわけですが、その中にあって、この日米同盟の強化ということについては、トランプ政権発足後も、ティラソン国務長官との累次の会談等を通じて日米同盟は揺るぎないという明確なメッセージを発出しました。また、アジア太平洋地域と世界の平和と繁栄のために日米両国で主導的な役割を果たしていく、こうしたことも確認をいたしました。
 そして、中国に関しましては、累次の首脳会談あるいは外相会談において、日中両国が日中関係の肯定的な側面を拡充、強化し、そして懸案については適切に対処しながら、本年の日中国交正常化四十五周年、そして来年の日中平和友好条約締結四十周年、こうした節目の年に日中関係を全般的に改善させていく、こうした努力をしていくことで両国一致をしているところであります。
 こうした米国、中国との関係をしっかりと安定させながら、この不透明な時代に我が国として、国際社会の安定勢力として議論をリードしていく、こうした努力を続けていかなければならない、このように考えます。

発言情報

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発言者: 岸田文雄

speaker_id: 6324

日付: 2017-03-30

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会