水谷和子の発言 (環境委員会)

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○参考人(水谷和子君) 汚染を下に残してそれを封じ込めればいいのではないかという考え方なんだろうと思いますけれども、それに関して、一九九五年の阪神・淡路大震災のときに調査に入った方から聞きますと、神戸のポートアイランドの埋立地なんですが、液状化で人の頭ほどの巨れきが飛び出しているということで写真を報告されている方がいました。そうしますと、膜とかシートではとても防げることではないということですね。
 また、あそこの設計地震動は、建物以外の敷地では百四十四ガル、震度五程度です。二〇一一年の臨海部では二百ガルぐらいのも行っていますので、ですからかなり低い設計でしかないということが分かるんですね。港湾局の基準のレベル一というのは、液状化してもしようがないというようなレベルなわけですね。でも、実際、その構内道路が破壊されると物流がストップしてしまいますので、それに今回は地下の汚染物が噴き出してしまう、それが伴うということで、大変問題ではないかというふうに思います。
 それから、先ほど八本のボーリングで設計がなされたというのも、私も非常にこれ驚きまして、実際、開示請求のときに構造図を見ましたけれども、やはり八本で設計されていました。主要三棟は一、二本です。管理棟はゼロです。
 そのようなことがそもそも審査を通るということ自体どうなんだろうというふうに思いましたのと、それから、日建設計との打合せ記録が小池都知事の命令で開示されたんですが、その打合せ記録を見ますと、東京都の方から、建物を防災拠点扱いしない方針であるというふうに規制緩和を促すような内容の指示があったということですね。そうすると、大分揺れやすい建物になってしまっているという指摘を受けています。また、くいの検討もされていないと。
 一方、築地に関しては、再整備のときに百本のボーリングして柱状図を作っていまして、地表から五、六メーターのところに固い地盤が、東京層という固い地盤が出てきているということもありますので、二〇一一年の震災のときにかなり揺れが、豊洲は液状化しましたけれども築地はびくともしなかったというふうに仲卸さんたちが言うのもその辺りの背景があるのではないかと思います。
 以上です。

発言情報

speech_id: 119314006X01120170425_069

発言者: 水谷和子

speaker_id: 2257

日付: 2017-04-25

院: 参議院

会議名: 環境委員会