鎌形浩史の発言 (環境委員会)

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○政府参考人(鎌形浩史君) 既に開発されている技術を前提とした規制ではなく、規制基準の達成について技術的に具体的な見通しと予測が立て難い、こういうような状況でありましても、国が高い目標を掲げ、段階を分けて規制を実施し、そして市場の活力を生かしながら技術開発を促進するということでイノベーションを実現するということもあり得ると、可能であるというふうに考えてございます。
 過去の事例で申しますと、先ほど御指摘の経済産業省の報告書では、いわゆる日本版マスキー法のことを例として挙げておられます。この日本版マスキー法では、自動車排出ガスについて二段階に分けて規制基準を設定いたしておりますが、二段階目のより厳しい基準については、技術的な見通しが立っていなかった昭和四十九年時点で、当時の中央公害対策審議会が昭和五十三年度には必ず達成を図るように努めるべきと、こういう答申をしているということでございます。
 そうしたことを受けまして、国は技術開発を促進するとともに、その状況を逐次評価いたしまして、また、各自動車メーカーが一層努力されたということによりまして、我が国の自動車排出ガスの低減技術の水準は急速な進歩を遂げて、二段階目の規制基準についても昭和五十一年の時点では技術的な見通しが得られると、こういうふうになって規制されているものと承知してございます。
 このような事例に照らせば、御指摘のポーター仮説につきましては、まだ実用・普及段階に入っていない技術のイノベーションにも適用され得るものというふうに認識しております。

発言情報

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発言者: 鎌形浩史

speaker_id: 27617

日付: 2017-06-08

院: 参議院

会議名: 環境委員会