岩井茂樹の発言 (経済産業委員会)
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○岩井茂樹君 まさに官民の協力だけではなくて、場合によれば省庁の連携という話も含めて、オールジャパンで取り組むという視点、大変重要だと思いますので、是非よろしくお願いをいたします。
続きまして、シェアリングエコノミーという概念について少し質問をさせていただきます。
先ほど、人口減少社会での経済成長では特に生産性の向上が重要だというようなお話をいたしました。そのためにはイノベーションというのも必要ということも御指摘をいたしました。それによって新産業が創出をされ、結果として産業構造の転換がこれ図られていくんだろうなとも思っております。
例えば、ウーバーやエアビーアンドビーなどの世界的にシェアリングエコノミーが新しい産業として急成長をしておりますけれども、シェアリングエコノミーは、眠っている既存の資源を有効活用していくという点で生産性の向上や平準化にもつながり、大きな可能性を秘めていると考えています。
このような成長分野は、ただ、ちょっとこれは哲学的な話になるんですが、ダーウィンの進化論の適者生存の理論とでもいいましょうか、厳しい競争がなされており、日本企業が新たな革新的分野でも勝ち抜いていけるようしっかりと対応してほしいと思います。一方で、激しい競争の下では、今ある会社、事業が淘汰されていく可能性もございます。確かに、ただ既得権益を守りたいだけとか、あとは補助金に頼り切って自立はなかなか困難なケースでは、経済活性化のために、ある意味新陳代謝、これも必要だと思います。
しかし、私は、このダーウィンの進化論の適者生存の理論だけでは足りないと考えておりまして、同じ進化について考えた今西錦司さんという方がいるんですけど、彼は日本に伝統的にある共生の思想というのを説いております。共生ですね、共に生きるなんですけれども、多様性を生かすという価値観なんですが、これを生かすことも実は日本経済にとって大変重要な視点ではないかなと考えております。
例えば、日本の各地域には多様性のある中小企業がたくさんございます。その中で、今は小さいけれども未来のビジネスを生み出す可能性を秘めている大変やる気のある企業、これも本当に多いと思います。そういう企業はできるだけ応援をして、そして多様な主体が様々なチャレンジをしていくことが日本経済全体の活性化につながっていくと考えます。
今国会では、審議予定の地域未来投資法案などは、地域の多様な中小企業の間で地域経済の好循環を生み出すもので、大いにこれ期待しております。
このように、シェアリングエコノミーなどの新しい革新的なビジネスがグローバルに進展する中であっても、地域経済が活力を持ち、こうした変化と共生しながら、多様性を維持しながら発展していくことが実は重要だと考えておりますが、政府の御見解をお聞かせください。