田中俊一の発言 (経済産業委員会)

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○政府特別補佐人(田中俊一君) 「もんじゅ」の廃止措置について、幾つか御質問がありましたので、一つごとお答えいたします。
 まず、勧告をよく読んでいただければ分かりますけれども、「もんじゅ」を安全に運転する代わりの主体が見付からないのであれば、速やかにその安全を確保できるような措置をとっていただきたいということを申し上げてあります。
 そういう意味で、「もんじゅ」の場合には、やはり原子炉の場合は一般にそうですけれども、原子炉の炉心の中に燃料があるというのが一番リスクが大きいわけです。ですから、それを速やかに抜いていただきたいと。軽水炉、一般の発電炉であれば、燃料を抜くというのはほぼ日常茶飯事に行われていることですけれども、「もんじゅ」の場合には、今回改めて私も驚いたんですが、炉心から燃料を抜くのに五年半も掛かるということです。その抜くための燃料を取り扱う装置の点検に一年掛かるというんです。普通の原子力発電所であればとても考えられないような事態になっているということです。
 ですから、まず私どもがお願いしたのは、その燃料を取り扱う装置の点検というのは、別にこれは安全上の問題ではなくて装置の点検ですから、それを速やかにやっていただきたいと。と同時に、燃料を抜く部分に関して、普通、廃炉措置計画の認可というのは炉心から燃料を抜けた段階でそういった審査をするんですが、「もんじゅ」の場合はそういった、今先生御指摘のように、非常に難しい、いろんなリスクも伴うものですから、そういった段階から私どもはきちっと関与して安全を確保していくという体制を取っていくという判断をしたわけです。そのために、特別のもんじゅ廃止措置安全監視チームも設置して、それを継続的に見ていくということであります。
 燃料を抜く、それから全体の廃止措置には四十年ぐらいは掛かるという原子力機構からの申出がありましたので、それについてはまずリスクを低減するという、リスクの大きさを考えながら順次計画を立てていただきたいということで、それも速やかに計画を立てていただくようお願いしています。
 私どもは安全を確保するということ、それが多分、立地自治体にとっても最も大事なことだと、今先生御指摘のとおりです。そういうことを、そのためにやっているんであって、立地自治体に御相談しながら安全確保をどうするかということを考えるというのは少し筋が違います。我々が判断したことについて説明するという責任はあると思いますけれども、立地自治体が安全確保についてどうすべきだということ、気持ちは分かりますけれども、そこはまず順番が違うんだというふうに思います。
 それから、私が立地自治体に大臣と比べて行くのが少ないとかという御指摘もありましたけれども、私は大臣ではありません。ほかに原子力規制委員長としてきちっとした仕事を日々忙しく過ごしております。全くそれは比較にならないことだというふうに思います。

発言情報

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発言者: 田中俊一

speaker_id: 27313

日付: 2017-03-09

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会