山内弘隆の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(山内弘隆君) システム改革について、私は先ほどの陳述の中でも自由化、競争ということを強調しましたけれども、基本的に私はシステム改革はそれだけではないというふうに考えています。自由化して競争をして、そして社会的に効率化を達成する、あるいはイノベーションを達成すると、こういうことでありますけれども、基本的に重要なのはイノベーションの問題だというふうに思っています。
先ほどもちょっと触れましたけれども、例えば、集中型の供給システムから分散型、あるいは今使っている発電のシステムから別のシステムに変えていく、それは、一つは再生可能エネルギーもそうですし、あるいは再生可能エネルギーを使った新しい供給システムというのをどういうふうにつくっていくかと、こういうことだというふうに思っています。
先年ドイツを訪問しましたけど、ドイツでパワー・ツー・ガスという実験を拝見いたしました。これは、再生可能エネルギーの電気で水素をつくり出して、それを、水素という形にすれば電源の変動というのはないわけでありますから、それでエネルギーとして活用するということでありますけれども、そういうイノベーションのようなものが起こりやすいシステムにする、これが基本的にはシステム改革の目的ではないかというふうに思っています。
その意味では、何がボトルネックになるかと言われると、幾つかのものがあると思います。一つは、これ、福島の問題というのはボトルネックであるというふうに思っています。ただ、それをある意味では中立化するために、費用負担のところについて、これ御反対もありますけれども、託送料金的なもので皆さんに御負担していただきながらそれを解決していくということでありますし、もう一つは、今の取引の話もそうであります。いわゆる卸電源的なものをどういうふうにするかということであります。それで、今まさに橘川参考人おっしゃいましたけれども、例えば原子力で得た電源についてのメリット、それを、今の会計の話もそうでありますけれども、それをシステム全体として還元していく、こういうやり方はあると、こういうふうに思っております。
ですから、我々の貫徹委員会も、電源部門のシステム改革、これは競争を促進するためにどういうふうな形にしたらいいのかということで、例えば卸の市場をどうするか、あるいは電源の切り出しをどうするかと、こんなようなことを議論しつつ固定費用負担の問題を考えた、そういう連携の中で成立するものであるなというふうに思っております。