石上俊雄の発言 (決算委員会)
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○石上俊雄君 民進党・新緑風会の石上俊雄でございます。
桜も咲きまして、今日ニュースを見ると、各地で入社式が行われるということで、新しい年度になりました。しかし、引き続く課題というのは多くあるわけでありまして、この審議を通じながら国民の皆さんにしっかりとお伝えをしていきたいと、そういうふうに思いますので、よろしくお願いします。
今日は平成二十七年度の決算報告書に対する審議ということで、私は三つのテーマで質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。一つは、ずさんな物品管理というものについて、二つ目は、各府省等が保有する研修施設の有効活用について、三つ目が、昨年の四月に報告書という形で出されたわけでありますが、原子力災害対策に係る施設等の整備等の状況についてという、この三つのテーマで質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
その前に、この土日、平日よりは多少テレビを見る機会が多くあって、報道ではやはりいろいろな課題の報道がありました。その中で、今日は官房長官に、最近流行語にもなりつつあるそんたくという言葉がございますが、このそんたくという言葉と、政治主導、あと官邸主導の関係について、御確認というか御認識をお伺いしたいというふうに思っております。
一連の森友学園問題がありますけれども、そこのやはり国民の皆さんが一番何かおかしいなと思っているのは、国有地が何で八億円超の値引きがされて払下げされたのかというところがなかなかいろいろ説明を聞いても分からないわけでありまして、まさしくそのテーマというのは決算委員会のテーマだというふうに思っているところでございますので、ここはしっかりとやっていきたいわけでありますが、これまでのほかの委員会等の議論を聞いていてもなかなかそこがよく分からなくて、やっぱりどこが課題かというと、そんたくがあったのかどうか、ここが焦点になっているんじゃないかなというふうに思うわけであります。
ちなみに、そんたくという言葉を国語辞典で引きますと、これを解説させていただきますと、他人の気持ちを推し量ること、推察ということが出てくるわけであります。これ、単純に言うと言葉はこれなんですが、事の本質は本当に簡単じゃないと。ちなみに、小学生が使う辞書にはそんたくって載っていないらしいですね、まあ、関係ありませんが。
籠池氏が記者会見をした日本外国特派員協会の通訳の方が、このそんたくというのをどうやって訳すんだという、いろいろ考えたらしいんですけど、推測するとか行間を読むが当たるんじゃないかということでいろいろ考えていたわけですが、英語では結局そんたくを直接言い換える言葉はありませんというふうになったんだそうです。
ニューヨーク・タイムズの記者は、結局舞台裏の力と表現したというふうにお聞きしております。しかし、その中で、舞台裏の力があったのかとお聞きすると、今までの委員会の中でもそうですけど、ほかの、総理も官房長官も完全否定されるわけでございまして、そこが完全否定されるので、聞いておられる国民の皆さんはなおさら分からなくなってしまうと。そういうことでどんどんどんどん回っていってしまうというのが現状じゃないかというふうに思うんです。
そんな中で、最近ちょっとネットを見ておりましたら、弁護士の郷原信郎さんという方がおられるんですが、その方が書かれているブログに、官僚の世界におけるそんたくについて確かに言えることという題名のブログがありました。それを読みながらこの森友学園の問題と照らし合わせると、ああ、そうかということで、ちょっと納得するところがありましたので御紹介をさせていただきますと、一つ、そんたくはされる方(上位者)には分からない、二つ、そんたくは行う本人も意識していない場合が多い、三つ、そんたくで違法、不当な行為は行われない、四つ、官僚はそんたくで評価されるということなんです。何となくすとんと腹に落ちる、私だけじゃないと思うんですけどね。
そういうことで、官房長官自身も「政治家の覚悟」ということで本を書かれておられます。そのサブタイトルは「官僚を動かせ」と。まさに政治主導、そして安倍政権の縁の下の力持ち、まさしく舞台裏の力ということで奮闘されているわけでございます。
この郷原氏のそんたくの第四の法則、官僚はそんたくで評価されるというところでございますが、本当にこういったところは当たっているのかどうか、さらには、そもそもそんたくと政治主導、官邸主導について本当にどうなのかと、「官僚を動かせ」という著書も書かれている官房長官に是非お尋ねさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。