安倍晋三の発言 (決算委員会)
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○内閣総理大臣(安倍晋三君) まさに、岩盤規制というのはそう簡単には突破できない規制だから岩盤規制と言われるわけでありまして、省庁に理を説いてお話をすれば分かりましたということにはならない。そこには既得権益があって、それに関わる人々がいて、そして省益もそこにあるという中で、それを突破しなければいけない中において、例えばこの獣医師の問題は、ずっと長い間、産業獣医師、公務員獣医師が足りないと言われてきた、午前中の議論においても、それは野党の方も認めておられました。
そこで、例えば鳥インフルエンザあるいは口蹄疫の問題があっという間に動物から動物に広がっていく、そして動物から人にも広がっていく、これに対処するためにはしっかりとした拠点がなければいけませんし、産業獣医師あるいは公務員獣医師にも頑張ってもらわなければならない。しかも、産業獣医師は近年十年間で五割もニーズが増えているのは事実であります。ライフサイエンスを進めていく観点からも、今回は特区においてそれを扱っていくということが認められたわけでございます。
そして、四国にはまさに全くそれがなかったわけでありまして、鳥インフルエンザ等が起こったときに、まずどこにどういう分布があるか、養鶏場の分布があるかからこれを始めなければいけない場合もあるわけでありまして、そうした知見をしっかりと持つ拠点が必要であるというのは、これは当然理解できるんだろうと、こう思うわけであります。
そもそも、これは私の言わば考え方を反映することは、全体、特区を進めていくということはありますが、個別の選定について私の影響力を行使する余地は全くないわけでございまして、それは特区諮問会議で議論をします。特区諮問会議の先生方も実は大変怒っておられまして、こうしたことを言われることは恐らく大変不愉快なんだろうと思います。
民間議員の皆さんは、正々堂々たる一点の曇りもない議論をしてきた、私の、言わば総理大臣の意向で決められたかのごとく言われるのはふんまんやる方ないと明言をしてきておられるわけでございまして、岩盤規制改革には摩擦は付き物であって、既得権者は必死に抵抗するが、改革のスピードが鈍ることがないよう更なる改革を果敢に断行していきたいと決意を皆さんが述べておられたわけでございまして、そのこともはっきりと申し上げておきたいし、我々も、これからまさに成長戦略を進めていく上において柱の一つでありますので、果敢に挑んでいきたいと、このように考えております。