朝日健太郎の発言 (決算委員会)

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○朝日健太郎君 自由民主党、朝日健太郎です。
 山田宏先生に引き続き、関連して、こちら参議院決算委員会で初めて質問に立たせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 本日、私は、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック大会、そして私自身がビーチバレーボールという海岸を利用する競技者出身でもあり、日本中、そして世界中の海を渡り歩いてきたという観点で、海について質問をさせていただきたいと思います。
 二〇〇八年の北京オリンピック、そして二〇一二年のロンドン・オリンピックに私は日本代表として出場いたしました。その後、日本全国の海辺、そしてビーチがどうやったらもっと活性化されるのか、人々の生活や子供の教育の場として定着するのか、そういうテーマを持ってNPO活動を続けてまいりました。海に囲まれた日本なのに、日本人は何でこんなにも海に興味がないのだろうか、これでよいのだろうかと問題意識を持っております。
 あわせて、皆さん御承知のように、二〇一三年九月八日に二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック大会の開催が決定をいたしました。非常に個人的にも感動したのを覚えております。もちろん、この二〇二〇年東京大会にも私も参加をしたいですし、成功に向けた力になりたい、子供たちに残す未来につながるオリンピックにしたい、そう思っております。
 私は、こういった立場から、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックを未来につなげるために、また、日本の成長エンジンとなるべく二〇二〇年の東京大会を成功させたい。また、海洋国家らしい日本人と海のつながりを実現したい。この二つのテーマを政治家として掲げております。
 まず初めに、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック大会を契機とした二〇二〇年以降の国家ビジョンについて、総理に伺いたいと思います。
 一九六四年第一回東京五輪は、戦後復興を果たした日本を世界にアピールする場であったとともに、今の日本の基礎をつくったと言えます。東海道新幹線や首都高速道路などのインフラ整備は、後の自動車の普及といったイザナギ景気へとつながりましたし、五輪に向けた選手強化メソッドの発達と普及は、日本人の健康を底上げしました。
 まさに、今、現代を生きる私たちは、前回の東京五輪の夢を生きていると言えます。しかし、あえて言うと、夢が覚めたところに来ているとも言えます。ICT技術発達による生産性の向上と働き方の変化、そしてAIが人々の仕事を代替していくことへの期待と恐怖、バイオ技術の発達による医療、医薬品の進化による平均寿命の向上、また、長い定年後の時間。一九六四年東京五輪の技術開発と社会制度がもたらした幸せが技術の変化と制度疲労によって終わろうとしている、そんな時代です。そんなこの時代に、二〇二〇年、またこの東京でオリンピック・パラリンピックが開催されることは奇跡であり、世界にいただいた貴重なチャンスであると思います。一九六四年東京五輪では、我々は社会を革新し、その後の幸せな時代を生み出しました。
 私の経験を振り返ると、選手として出場した五輪ですが、選手村や競技場では多くのボランティアの方と触れ合います。そうすると、皆さん、慣れない日本語で話しかけたりしていただけます。今度日本に行くよ、また、オリンピックが終わったらこんなことをするんだ、こんなチャレンジをするんだと、皆さん、オリンピックという国際的な祝祭を楽しみ、前向きな気持ちになって、オリンピック後に立ち向かいます。
 成熟国のオリンピックだからこそ、そんな単純にはいかないよ、そんな声もあるかもしれません。そのとおりです。もはや戦後ではありません。一九六四年と同じ気分でオリンピックを迎えるわけにはいきません。自ら積極的に、日本国がどうあるべきなのか、そのために二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックを我々はどう生かし、何を変え、どんな社会をつくっていくべきなのか、今を生きる私たちが主体的に考え、行動しなければなりません。
 チーム日本を率いるキャプテンであります内閣総理大臣に、三年後に迫った二〇二〇年東京大会をどう生かし、その先の未来をどうつくっていくのか、未来の子供たちが、二〇二〇年の東京大会はこんなすばらしい転換点だったねと、例えば教科書で未来の子供たちが習うような、どういった大会にしていきたいのか、総理のビジョンをお聞かせください。

発言情報

speech_id: 119314103X01020170605_041

発言者: 朝日健太郎

speaker_id: 2955

日付: 2017-06-05

院: 参議院

会議名: 決算委員会