川端清隆の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(川端清隆君) 二点あります。
まず、国連をどう利用するかどうかということですけれども、これはもう日本の問題ですね。冒頭から何回か出ておりましたけれども、日本は今まで国連を安全保障の場と思ってこなかった。本来の意味での国連外交をそろそろ始める時期かと思います。
トランプ政権の話が出ましたけれども、私のこの二番目の、日本人の国連観の書いてある次のページで、ついでにと思って、米国の国連観というのをちょっと書いてみました。米国人ほど国連が好きで、米国人ほど国連が嫌いな国民はいないと、これが私の実感であります。
何が言いたいかというと、好きな部分もあるんですね。国連にしても国際連盟にしても、その前身である連盟にしても、アメリカのそれぞれ大統領が旗振り役になってこういった国際機関をつくった。第一次大戦、第二次大戦、もう二度と世界大戦を起こさせないためにこういうものが必要なんであろうと。多民族国家であるアメリカの後押しがないと国連はできなかったと思います。その一方で、大嫌いな、アメリカ人、部分があります。頭越しに何かを言われると、何だということなんですよね。そのやっぱり愛憎渦巻くこの矛盾が一つの国の中にあるというのを、まず押さえておかれるべきだと思います。トランプあるいは彼を支持する中にも、私はないことはないと思います。
例えばなんですけれども、北朝鮮問題、この二十年間安保理でずっとやってきましたけれども、この北朝鮮に対する制裁、最初に始めたのが実はブッシュ政権、息子のブッシュ政権のときだったんです。しかも、そのときの大使が、国連は必要ないと言い切って国連に乗り込んできたボルトンという人なんですよね。今はトランプの外交政策、選挙期間中は外交政策のアドバイザーをやっている、ひょっとしたら副国務長官になるかもしれないと言われた男です。そこから何を見出すかというと、案外この国連の使い方を知っているんではなかろうかということです。
その二点、ちょっと押さえておこうかと思います。