長有紀枝の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(長有紀枝君) 民間資金というのを私どもは自己資金という言い方をしておりますけれども、政府からいただく税金から成る資金と、直接企業の方や個人の方たちからいただく募金ですが、やはりいかに政府からの助成金が増えても自己資金と言われる部分がなければ事業というのは一切行うことができません。
 先ほど大橋先生が使われた資料のNGOの財政は大規模と小規模NGOの二極構造というグラフがございましたけれども、こちらを見てみますと、一位から八位までが全て、外資系という言葉を言っていいのかどうか分かりませんが、日本に拠点はあるけれども本来外国で生まれたNGOであったり国連を応援するためのNGOであったりしまして、日本のNGOが出てくるのは九位以下なんですね。
 これは、大西さんともよくお話をするんですが、さらには赤十字であったり、そこにお金が行っているわけで、私たちの活動を寄附者の方々にお伝えする方法がまだ十分ではないのかと考えたりですとか、あるいは、やはりどうしても基盤の部分で、日本のNGOはゼロから始めているわけですが、国際NGOというのは、本来外国の拠点からある程度最初の運転資金といいますか、そこを助成いただいたことによってより大規模なファンドレイジングができるというような強みもおありだと思います。
 どちらがいいとか悪いとかではないと思うのですが、その部分を私たちが、日本のNGOというのも絶対、繰り返しになりますが、外交にとっては必要なものだと思いますし、そこをどうしていくかというのをもう何十年も考えながら今現在もこういう状況、まさにちょっとじくじたる思いがあるところなのですが、これからもちょっと工夫しながら活動してまいりたいと思っています。まさにそこが私たちの今の弱点だと思っております。

発言情報

speech_id: 119314305X00320170222_054

発言者: 長有紀枝

speaker_id: 26649

日付: 2017-02-22

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会