高原明生の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(高原明生君) 十月かどうかはまだ発表されていないんですが、恐らくその頃に開かれるだろうということであります。おっしゃったとおり、習近平体制にとっては非常に重要なポイントで、もしかしたら中国政治の歴史的な流れにとっても重要なものになるかもしれません。
私はポスト毛沢東時代の終えんかもしれないという言い方をしているんですが、要するに、毛沢東の個人崇拝、一人への権力の集中、それが文革の悲劇を生んだという反省の下に、トウ小平を中心として集団指導制をこれまで築いてきたわけなんですが、今の指導者はそれを逆の方向に、自分の一身に権力を集中させる、それが中国にとって必要なんだという認識が多分あるんだと思うんですけれども、そういう状況ですので、また主席制を復活するんじゃないかとか、今は八二年以来、総書記制に変えて集団指導体制をやってきたわけですが、そういううわさが、あるいは実際にそういうことを考えていることは間違いないと思うんですね。
でありまして、そのコンテクストの中で対外行動がどうかということなんですが、私自身は、そういう大きな政治的な変革を国内でやろうとしている際に求めているのは、やはり安定だということだろうと思います。ですので、国内の安定とそれから国際的な安定が連動しているという認識が最近中国で大きくなっていることからも、余り対外関係で問題が起きるとすぐナショナリズムが沸騰して国内も不安定化する、そういうおそれを強く今の指導部は持っていると思いますね。
ですので、私の予想としては、余り中国のことを予想すると外れるんですが、恐らくは、今年その党大会が終わるまでは少なくとも基本的には安全運転で、余り周りから乱暴だと思われるような行動は控えるのではないかというふうに思っています。