グレン・S・フクシマの発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(グレン・S・フクシマ君) おっしゃるとおり、クリントン候補が圧勝するかもしれないということを私が申し上げたことは事実です。
実は、私は、クリントン氏が負けたのにはいろいろ理由があるんですけど、一つは、七万七千票で負けているんですよ。要するに、ミシガン州の一万票とウィスコンシンの二万二千票とペンシルベニア州の四万五千票、七万七千票で負けたことによって四十六人の選挙人が全てトランプに行って、それで彼は勝ったんですね。クリントン候補は三百万人近く一般投票はトランプ候補よりは取ったわけなんですけど。
その理由としては、やはりいろいろ構造的な理由、ラストベルトとか白人貧困層とかいろいろあるんですが、だけど、やっぱりFBI長官の書簡二つと、あとロシアのハッキング、これが相当この結果を左右したというふうに私は見ています。それはまあ前置きとして。
トランプ政権、これがいつまで続くかということなんですが、これは誰も予測できないと思いますね。本当に、アメリカ国内においても、四年もたないと言う人もいますし、これは八年立派に全うすると言う人もいますし。
一つ非常に予測しにくいことは、トランプ大統領が過去においてどういう、まあいろいろ、もちろん四十年間ビジネスマンやっていましたからいろいろ過去があるということで、それがどこまで実際にその調査がされているかということ、特に今注目されているのはロシアとの関係ですね。ロシアとのビジネスと金銭的な関係、あと、やはり先ほど申しました去年の大統領選挙のとき、トランプ陣営がどこまでロシアの政府と一緒に結託をして、それでヒラリー・クリントンが負けるように操作したかという、その調査がこれから始まるわけなんですが。
もし、何か決定的にトランプ大統領に対して何かその事実が発覚すると、これは選挙に関してか、あるいは金銭的なことか、女性についてか、まあいろいろ可能性はありますけど、そういう決定的に彼にとって不利な情報あるいは事実が出たとすると、もし二〇一八年の中間選挙で民主党が下院の過半数を取ることがあれば、それも可能性がないわけではないんですけれど、そうなると、弾劾の手続というのは下院が開始しなきゃ駄目なんですね。ですから、もしそういう事実が出てくると彼が弾劾になることは可能だということと。
あともう一つは、先ほど申しましたように、共和党の主流の政治家たちは特にトランプ氏に対する忠誠心も何もなくて、たまたま彼、選挙を勝ったので、便乗していろいろ共和党がやりたがっている大幅減税とか規制改革とか規制の撤廃とかやろうとしているんですが、だけど、実際に、もし共和党から見て中間選挙あるいは二〇二〇年の選挙でトランプ大統領が大統領だということで不利だとなると、彼に辞めてもらって、それでペンス副大統領に大統領になってもらう方が主流の共和党から見るとむしろ好ましい結果になりますので。
そういう意味で、いろいろ不確定要因があるので完全には予測できないんですが、そういう事実が発覚する可能性、あと、実際に彼の選挙公約をどこまで彼が実現できるかということもありますけど、これも相当、彼が約束したこと、特に製造業をアメリカに戻すとか、そういうことは相当難しいんじゃないかというふうに思いますので、四年は全うするかもしれないけど、八年は難しいかなと私は見ています。