元榮太一郎の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○元榮太一郎君 自由民主党・こころの元榮太一郎です。
本日は、水野参考人、河村参考人、そして森口参考人、三人の先生方から示唆に富んだ大変貴重な御意見をいただき、誠にありがとうございました。
では、早速質問に入りたいと思います。
まず、私からまとめて先に質問をお伝えしますので、その後、先生方からお答えいただきたいと思います。
本日のテーマの一つである格差ですが、格差にも様々あります。私の選挙区である千葉県では、首都圏に位置しながら美しい山や海など豊かな自然に恵まれている一方で、県内産業も非常に盛んで、農林水産業、そして商工業、さらには成田空港や東京ディズニーリゾートなど日本を代表する施設も多くあって、まさに日本の縮図というふうに言われています。このように千葉県というのは、地域間格差はあるんですけれども、それぞれの地域が特色を持って千葉の魅力を発信しております。
そこで、まず河村参考人に、格差という観点で、物価の上昇が格差に及ぼす影響についてお伺いします。
安倍政権においては、大胆な金融政策と機動的な財政政策、そして民間投資を喚起する成長戦略というアベノミクスを打ち出して、これまでデフレ脱却と経済再生に取り組んできました。現在はデフレではないという状況がつくり出されて、国内景気は緩やかながら回復基調にあると思います。
そして、日銀ですが、黒田総裁の下、二%の物価安定目標を早期に達成するために、いわゆる異次元緩和、量的・質的金融緩和を導入しています。
そこで、先ほどのお話ですと、二%の物価目標達成は我が国経済にとってそこまでしなければならないほどの最優先の課題だと本当に言えるのかというお考えもあるかと思いますが、この二%の継続した物価の上昇が格差という点について及ぼす影響についてお考えをいただきたいと思います。
そしてさらに、四十五ページで日銀の債務超過の可能性に言及されて、そしてそれに続いて、下手をすると、四十七ページで、第二次世界大戦後の我が国の経験、預金封鎖、通貨切替え、財産税の再来かということなんですが、時間の関係で詳しくお聞きできませんでしたので、もう少し具体的にその可能性をお話しいただきたいのと、回避策があれば御説明をいただきたいと思います。
次に、水野参考人に伺います。
水野参考人の資料の三枚目に、二〇一六年、世界のトップ八人と下位の五〇パーの資産が同じというところで、左側のグラフですが、世界の富裕層対下位五〇パー、一人当たり資産額というグラフの中で、先生が二〇一〇年を境にこの格差が広がっているというお話をされたと思います。
この広がった理由を、詳しく理由を分析なさっていれば教えていただきたいということと、あと、恐らくこの六十二人の富裕層というのはアメリカと中国に富裕層が集中しているかと思うんですが、世界ではなく日本でもそのように格差が広がっているというお考えなのか、日本についての御所見も併せて御教示いただきたいと思います。
以上です。