小田切徳美の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○参考人(小田切徳美君) 一点目について二つ申し上げてみたいと思います。
 国勢調査の結果でも明らかになりつつありますが、この田園回帰傾向は一般的に西日本で顕著です。西日本は、まさに島根県がそうですが、過疎化が先発したという、そういう経緯があると思います。ともすれば、そのまま言わば解体してしまうという議論があるんですが、そうではなく、過疎化が進むことによって、言わば解体と再生のフロンティアという言葉を使うんですが、そこで危機ばねが働き始めているという、そんなふうに実感しております。そういう意味で、西日本がまず何よりもその傾向が強いというのが第一です。
 それから、その中でなぜ島根県なのかということになりますが、もちろん過疎という言葉が島根県で生まれてそこで先発したということが先ほど申し上げたように第一にあるわけですが、それに加えて、島根県の場合には、ふるさと財団という定住を専門にした財団がかなり早く、今から約二十年前ですが、設立されております。この効果がかなりあるのではないかというふうに思います。その意味では、移住、定住についての長い長い取組、そして地域づくりについての取組が今まさに花を開き始めている。
 そういう意味では、先ほど申し上げたように、この二十年というのは非常に重要なタイムスパンで、このぐらいのタイムスパンをしっかりと見ていくことが重要だというインプリケーションでもあるのではないかというふうに思います。
 それから、二番目の地域内発的産業というのは、まさにそのとおりだと思います。一言で言えば地域資源を活用するという、そういうことだと思いますが、私どもそれに加えて言っているのは、活用し過ぎると枯渇してしまう可能性があります。その意味では、地域資源は常に保全しなくてはいけない。この保全の努力とともに活用するという発想が重要なんだろうというふうに思います。そこで初めて内発性、あるいは維持、再生可能性というものが確保されるんだろうというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 小田切徳美

speaker_id: 11908

日付: 2017-04-12

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会