黒田東彦の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(黒田東彦君) 現在、二%の物価安定目標に到達しておりません。ただ、直近の金融政策決定会合におきましても議論がなされ、さらに、展望レポート等も公表しておりますけれども、今後の二%の物価安定目標の達成につきましては、消費者物価の前年比は先行き二%に向けて上昇率を高めていくというふうに政策委員会は見ております。
 その背景といたしましては、第一に、委員も御指摘のとおり、需給ギャップが改善しておりますし、今後とも経済が潜在成長率を上回る成長を続ける下では、需給ギャップが一段と改善して、賃金の上昇などを通じて物価上昇率の高まりにつながっていくということが第一に挙げられます。
 第二に、エネルギー価格による消費者物価の押し上げ寄与が、従来は押し下げていたわけですが、それが今ほぼニュートラルになっておりまして、今後押し上げ寄与になっていくというふうに見ております。
 第三に、こうした下で実際の物価上昇率が高まりますと、日本銀行の強いコミットメントと相まって予想物価上昇率も上昇して、より基調的な物価上昇率の高まりにつながっていくということが指摘できると思います。
 したがいまして、二%の物価安定目標に向けて徐々に物価上昇率は上昇していくというふうに見ております。

発言情報

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発言者: 黒田東彦

speaker_id: 19167

日付: 2017-04-11

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会