黒田東彦の発言 (財政金融委員会)
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○参考人(黒田東彦君) その点はそのとおりだと思います。
そもそも、私どもの二%の物価安定目標の達成ということも、ただ単に消費者物価が上がればいいということではなくて、企業収益や賃金が上昇する下で好循環が実現して緩やかに物価上昇率が二%に向かって上昇していくということを目指しているわけでありまして、そういった意味では、先ほど申し上げたように、賃金が全然上がっていないというわけではなくて、四年続きのベアもありましたし、それなりに上昇はしていますけれども、労働市場の需給が非常にタイトになって、人手不足というふうにも多く言われているわけですけれども、その中でもその需給のタイトさの割にはやや上がり方が弱いかなと。
ただ、これも先ほど申し上げたように、潜在成長率、まあ我が国の潜在成長率は一%未満だと言われていますけれども、それを上回る成長が続く中で需給ギャップが縮み、改善し、労働市場がタイトになっていく中で賃金も上昇し、物価の上昇につながっていくというふうに考えております。