青山繁晴の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○青山繁晴君 これも、今お聞きするのも細かくは通告していませんが、でも通告の範囲内でお尋ねしますと、今副長官からお答えいただいた中の核心部分の一つが、つまりゾーンの設定ですね。このゾーンの設定というのは実は福島原子力災害で違う厄災を引き起こしました。
三月十一日から原子力災害始まりまして、僕はその直後から無人の荒野になったような被災地域、車で回りましたけれども、四十キロ、政府が一応安全とみなした四十キロのところにある飯舘村にたくさんの避難の方がいらっしゃいましたが、そこに行って僕が自分の線量計、しかも念のため二種類あったやつを同時に測ると、実はこの福島第一原発が立地している地元の双葉や大熊の町よりも飯舘村の一部で線量が高かったです。
そこにたくさん避難民の方がいらっしゃったんで、言わば勝手に駆けずり回って事情をお聞きし、その後、菅野村長、飯舘村の優れたリーダーでいらっしゃる菅野村長にお会いをいたしまして、実はこの同心円による避難というのが根本的に間違っていて、本当は風と地形によってあらかじめシミュレーションをして、その時々のデータを入れて実際の避難を変えねばならないのが、残念ながらそれができていなくて、機械的に例えば二十キロ、四十キロとやったのでこのようになったというお話をして、菅野村長と、当時民間人ですけれども、対応策を何度かその後も協議したわけです。
そうしますと、もう一度申します、一応通告した中にこんな細かいことまで入っていないんですけれども、もしも北朝鮮の弾道ミサイルが例えば原発の建屋に着弾したり、そこまでの命中精度あるかどうかもはっきりしませんけれども、しかし何らかの被害が出たとき、あるいはミサイルが原発に飛んできたというだけで、地域住民の不安というのは、福島の痛い記憶が生々しいですから、余計に社会的混乱もすさまじいと思われるんですね。
そうしますと、あえて焦点を絞ってお聞きしたいのは、その同心円という考え方を、できればそろそろ内閣全体として、原子力規制委員会の専門的な知見も生かしつつ、同心円は仮のメルクマールにすぎなくて、本当はあらかじめ地形と風によって、例えば重いプルトニウムだったらどういう拡散の仕方をするのか、それから今回福島で出たような非常に軽いもの、一番軽いもの、放射性ヨウ素やセシウムだけだったらどうなのか、そういうことまで勘案した計画をむしろこの朝鮮半島有事という今までは想定外だった、これは僕自身の反省も込めて申しますが、長いこと専門家やりましたけど、さっき田中委員長がおっしゃったとおり、それを外してきたんです、それを入れるともう想定できなくなるから外してきたんですが、今までどうだったかということじゃなくて、今そこにある危機が姿を現してきましたから、むしろこの機会を、さっき副長官が少しおっしゃった同心円の考え方の改革も含めて、新たな取組、御検討いただけないでしょうか。