加藤泰浩の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(加藤泰浩君) 御質問いただき、どうもありがとうございます。先生のおっしゃるとおりだと思います。
私も、これは技術を開発する、特に海底の鉱物資源についてどういう技術を開発すればそれが可能なのかということがまだはっきりしていない状況があります。特に、先ほどアンチモンの例をお話しされましたが、熱水鉱床とかでは実は探査のところが非常に難しい、火山の活動に伴って不均質な鉱体ができるので、その鉱量の把握というのが実はかなり難しい、そういう困難を伴っております。
それで、先生がおっしゃるように、これ本来いろんな困難をどうしても伴います。海底鉱物資源は、今まで開発した国は一つもありません。そうした中で、言ってみればフロンティアの部分を攻めていくにはどうしてもリスクを伴うので、それを私たちのところではコンソーシアムという形でいろんな企業、関係していただいていますが、そういったところがやっぱりリスクを負うということはやはり無理があると思います。だから、そういう、まず初期的な技術開発の部分については、是非やはり国にそういったところをしっかり資金的にもサポートしていただくのが一番いいんではないかと思います。
もう一点付け加えると、私たち海底の資源見ていると、この順番が、難易度がかなり違う。さっき言いました泥は、比較的、海水と混合すると、深海、五千メートルを超えても多分揚げられるんじゃないかと。ところが、ほかの鉱物資源というのは固形物なので、それを一回砕かなくちゃいけないとか、それをパイプで揚げていくときに、パイプ内で電食といってパイプが摩耗したりとか、いろんなことがあったりとか、そういう困難があるので、まず何かそういう順番を整理してやっていくのがいいんじゃないかと。
今、海底熱水鉱床がまず第一、それから次にコバルトリッチクラストというような感じが国は考えているんですが、私はもう少し考え直した方がいいんではないかと感じております。要するに、簡単なものから順番にやっていって技術を磨くということが日本には必要なんじゃないかと思っております。
以上です。