中上英俊の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(中上英俊君) ありがとうございます。
 ドイツと日本の事情の差ですけれども、こういう今の状況に入る前、今から十年以上前ですと、日本の電気代が家庭用の電気代一つ取りましても世界で一番高かったわけでありますが、今やドイツが完全に世界で一番高い電気代を払っていることになる。それを受け入れる国民側のやっぱり受容の態度がそういうふうにさせたんだと思います。御案内のように、これまた産業用は上げないで据え置いたりしていて優遇しているわけですね。日本で恐らくそういう政策を取ると全く反対になりかねないわけでありまして、これはやっぱりドイツ人の国民性の差があると思います。
 もう一点は、ドイツの場合には、もちろん福島以降更に原子力に対しては政策を強化されましたけど、それ以前の例のチェルノブイリのときの実被害を経験した、子育てに対してミルクが非常に不安だったり、そういう原体験があるものですから、極めて原子力に対してはネガティブな動きを国民としても合意が取りやすかったし、それに代わる再生可能エネルギーに対しても非常に合意が取りやすかったという、そういう事情があるので、若干やっぱり経緯が違うのかなと思います。
 さはさりとて、先ほど国際比較でドイツが一番だと申し上げましたけど、あれはアメリカの機関が自分の基準によって評価したものでありまして、私どもからすると日本の方が上だと思うんですけれども、それでも、再生可能があれだけ成功したと言われながら、省エネルギーが、先ほど申し上げましたように、目標の半分にも届いていないと。いかにこれを深掘りしていくかということが喫緊の課題だと聞いておりますので、恐らく近々に非常に政策が強化されると思います。
 ですから、やはり国に、置かれている状況が違うことと、ドイツ人のそういう物の見方というか考え方が日本人とは大分まだ違いがあるなというのが私の実感でございます。

発言情報

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発言者: 中上英俊

speaker_id: 10186

日付: 2017-04-19

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会