中上英俊の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(中上英俊君) 一つは、行動心理学のような手法を利用するというのは、これはアメリカやヨーロッパで既にやられていると。これも、日本でも今年から環境省で非常に大規模な実験を行う予定にしていますけれども、同じ情報を出すにも、これだけ下げたら得ですよという言い方もありますけど、こういうふうにすると省エネになりますが、ほとんどうちの近所の人はみんなやっていますよと言うと動くんですね。
人間の行動というのは極めて何かそういうところに左右されるらしくて、平均値と比べて多い、少ないという情報を出しただけでは駄目で、少ないと安心しちゃって元へ戻っちゃうんですね。そこに、アメリカの場合はにこにこマークを付けて、次は泣き顔になると、これはいかぬといって、にこにこマークが欲しいからまたやるというようなことがありますので、そういう意味では、行動を変えるというのはいろんなところにヒントがあるんだなと思います。
もう一点、行動を変えるのに重要なことは、日本人はどうも過剰な性能のものを買うことがいいことだと思っているところがあるんじゃないかと。テレビのリモコンスイッチ一つとっても、ほとんど押したことのないボタンがあるのにやたら付いているわけですけど、あれ、あらゆる人が使えるようにと作ってあるんでしょうけど、ほとんどの人が使わないボタンもあるわけですね。そういう物づくりの方も過剰になっているし、選ぶ方もいっぱい付いている方がいいと思っていると。ここ辺りもやっぱり消費者行動の広い意味での理解の仕方じゃないかと思っているんです。これから徹底的にちょっと調査してみたいと思っておりますが。