小林一久の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)
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○政府参考人(小林一久君) お答え申し上げます。
海外産業人材育成協会についてのお尋ねでございますが、経済産業省といたしましては、海外産業人材育成協会、略称HIDAを通じまして、開発途上国の社会経済の発展の担い手となる現地産業人材の育成支援を行ってきているところでございます。これは、支援対象国の社会経済発展のみならず、我が国企業の海外展開にも資する取組であり、双方にとってウイン・ウインの関係をもたらすものと考えております。本年度は、ODA予算、技術協力活用型・新興国市場開拓事業二十四億円を計上し、そのうちの八億円を現地の産業人材育成に充てているところでございます。
HIDAは、これまで半世紀以上にわたり、延べ約三十八万人の途上国人材の育成を行ってきております。製造業、サービス産業を含む様々な産業分野において、日本の技術、ノウハウ、ビジネスマナー等を学んだHIDA卒業生の多くは母国の発展の担い手として活躍しております。その中には閣僚等の指導的立場に就いた方も含まれております。
また、HIDAの卒業生は、自主的に同窓会を組織し、母国で日本語や日本的な企業文化等の普及活動を展開しているところでございます。このような同窓会ネットワークは、現在、世界四十三か国の約三万人が参加する規模に広がっており、日本と途上国の懸け橋として重要な役割を果たしてございます。
このような取組は各国首脳からも高く評価されているところでございまして、引き続き、他省庁とも協力しつつ、政府一体となりまして海外の産業人材の育成に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。