若林秀樹の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)
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○参考人(若林秀樹君) ありがとうございます。
個別の案件について必ずしも詳細に掌握しているわけではありませんので、申し訳ありませんが、ちょっとそこについてのコメントは避けさせていただきたいと思いますが、いずれにせよ、人権に関する団体とかNGOに対する弾圧というのは、実は今始まったわけではないんですね。昔からずっとこの問題については続いていて、最近それが脚光を浴びているということにすぎません。
私は、前職というか、ついこの間まではアムネスティ・インターナショナル日本で事務局長をしておりましたので、まさにその問題を扱って五十五年ということになりますので、ただ、これはやはり、JICAなり日本政府がそこでプロジェクトをやることによってそれが人権侵害につながっては、なってはならないことですから、そういうガイドラインもあるわけですから、それは、日本政府としての影響力を最大限行使し、もしそういうことが分かれば援助をストップするというぐらいのやはり強硬な姿勢も必要なんではないかなと思っています。
先ほど、ビジネスと人権という話に関わることなんですが、元々、九〇年代にナイジェリアでシェル社が石油開発のために環境問題起こして、そこに反対した活動家を実は政府が逮捕して処刑してしまったんですね。それがやっぱりかなり世界的にショックなニュースとして流れて、これはビジネスと人権の問題についても取り組まなきゃいけないという流れがこの九〇年代後半から来ておりますので、その中に、今日この問題が人権問題として取り扱われているということですから、当然今後も、まあ当然のことながら、これが人権侵害につながるような案件は絶対避けてほしい、やはり現地コミュニティーとしっかり話し合って進めていくという作業は当然ながら必要じゃないかなというふうに思っておりますので、そういう見解にさせていただきたいと思います。