森屋宏の発言 (総務委員会)

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○森屋宏君 おはようございます。
 質問に入らさせていただきます前に、冒頭、過日三月五日、長野県内において発生をいたしました消防防災ヘリの墜落事故におきましてお亡くなりになられました九名の方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御家族の皆様方にお悔やみを申し上げたいというふうに思います。
 私は、県会議員の時代に十年以上にわたりましてヘリコプターを使っての救命活動あるいは消防防災ヘリの活用ということに関心をずっと持ってまいりまして、いろいろな提案をさせていただいたり、活動をしてまいりました。そうしたことに関わってまいりました思いからも、二度とこのような悲惨な事故が起きないように、徹底した今回の事故の原因究明を努めていただきますとともに、対策をお願いするところでございます。
 ところで、先日、私どもの宮島喜文議員が予算委員会でこのことについて質問いたしました。そのときの御指摘にもありましたように、昨年三月に消防庁が消防防災ヘリコプターの操縦士の養成及び確保の在り方に関する検討会の報告書を出されました。それにいろいろな御指摘がされておりまして、そのとおりだなというふうに思っております。
 一つには、パイロットの皆さん方が高齢化をしているということで、この皆さん方が大量に定年をされる時期がもう目前に迫っているということ。当然、ヘリコプターのパイロットというのはもう本当に短期間に養成することは困難であります。まず自家用の免許を取り、それから業務用の免許を取り、その上にヘリコプター、まあ航空機は全て、飛行機もそうでありますけれども、航空機はそれぞれの型式、一つの、例えば今回の長野の「アルプス」でしたら「アルプス」のための免許を取らなきゃなりません。私のところの山梨県は違った機体で、シコルスキーというアメリカのヘリコプターを使っていますけれども、これはシコルスキーの免許を取らなきゃならない。それにも、その免許を取るだけでも二千万ぐらい掛かるんです。ですから、大体トータルで一人のパイロットを養成するには約六千万ぐらいの費用が掛かると言われています。民間ですと、事業者が六千万ぐらい掛けて免許を取った人がヘッドハンティングされて違う会社に行ってしまうなんということもないわけではありません。
 そういう意味で、これから大量の退職者を迎えるという中において、是非国におきましても地方の、こうした需要も、特に私どもの山岳地域を抱えている県にとりましてはこの防災ヘリコプターとかドクターヘリというのは活躍が大変伸びていまして、需要が大きくあります。是非国におきましても御支援を賜りたいというふうに思います。
 それでは今日は、地方財政が厳しいという中においてどうやって地方を元気付けていくかと。私は、地方団体自体も、先日の予算委員会でも質問をさせていただきましたけれども、成長の原動力になるんだと。地方に行きますと、地方団体自体が一番地域にとっては大企業であり、雇用を一番抱えているというところも少なくありません。そうした意味で、どういうふうな形の取組の中で地方が成長していくことができるのか、あるいはその成長を阻害している要因は何なのかということを、それをやっぱり排除していくというか消し去ることによってまだまだ地方は成長できるんじゃないかというふうに思っております。
 そこで、今日は二点、先日の予算委員会でも説明をさせていただきましたけれども、積極的な投資が、地方団体がちょっとデフレ化してしまっていて控えられているんじゃないかということ、それから、インバウンドに関してもまだまだ成長できる余裕があるんじゃないかというふうなお話をさせていただきたいというふうに思います。
 ただし、一点冒頭にお話ししますけれども、私は決して財政の積極的な財政投入論者では実はございません。むしろ、地方の財政というものは安定的に計画的に運営されるべきだと。ですから、景気に左右されて公共事業を一気に財政投入をして行うとか、そういうことではなくて、常に安定的なやっぱり地方財政運営、地方経営というものが、行政運営というものが安定的にされるべきだというふうなものを元々持っておりますので、そうした中での質問ということを前置きをしてお話をさせていただきたいというふうに思います。
 皆さん方のお手元に地方財政計画の歳出の推移というものを今日はお示しをさせていただいております。これを御覧になっていただいて一目瞭然でございます。社会保障関係費等の一般行政経費が大変な伸びを見せる中において、地方の投資的経費が激減をしているわけであります。二十年前の平成九年に投資的経費は三十一兆円ございました。二十九年度、今回は僅か十一兆円ということでありまして、三分の一にまで縮小しております。これ、もっと遡っていきまして、三十年前の平成元年を見ましても投資的経費は二十一兆円あったわけでありまして、当時と比較しても現在は二分の一ということであります。
 近年これほどまでに投資的経費が縮小をしてきたということについて、その原因は何なのか、御説明をお願いをしたいというふうに思います。

発言情報

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発言者: 森屋宏

speaker_id: 14132

日付: 2017-03-16

院: 参議院

会議名: 総務委員会