平野達男の発言 (農林水産委員会)
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○平野達男君 今財政の話しましたけれども、今度は質問の仕方がちょっと逆というか、別の角度で質問させていただきますけれども、来年産から生産調整については、元々生産調整は自主生産調整ということになっていたんですが、国の関与は、関わらないという方向になっていくというふうに理解しています。それがうまくいくかどうかというのは、米の代わりに何を作るかというときに、米以外の作物に対してどれだけの助成をするかというのがこれまた大きなテーマに、テーマというか大きな鍵になってくるんだろうと思います。
そのときに、現場で今非常に不安になっているのは、例えば今の小麦、四万ですかね、餌米だったら八万から十万ということなんですけれども、これがいつまで続くかというのが非常に大きな不安の材料になっています。毎年毎年変わっていくんじゃないかということが、これが将来の見通しが立てられないという材料になっているわけです。私的にはもう三年か四年ぐらい本当固定するというふうに宣言してもらった方が非常にいいかなと。その後、三年、四年したら、恐らくこんな単価いつまでも高いやつは個人的には維持できるのは難しいかなと思いますから、下げることはあったとしても、ある程度の年限においての単価の固定というのはやっぱりやった方がいいんじゃないかなというふうに私的には思いますが、これは是非検討していただきたいというふうに思います。
これ、今までも何回かいろいろなところで質問しながら、やっぱり財政当局との問題があって、なかなか簡単に答えは出せないことでありますが、生産者目線に立ってみれば、とにかく三年、四年、できれば五年ぐらいこういう形で単価が固定されるということであれば、高かろうが低かろうが、その中での一つの経営計画が立てられやすくなりますので、そういう点も併せて考えていただきたいというふうに思います。
次の質問に入りますけれども、今度は牛の話に入ります。
牛につきましては、もう御案内のとおり、今かなり子牛価格も牛肉価格も高いということでありまして、特に子牛価格につきましては空前の高値を今付けています。特に、黒毛の和牛に関して言えば、一頭当たり百万ぐらいで取引されるのも今ちょっと珍しくなくなっていまして、牛肉価格も去年辺りは史上高値を、最高値をちょっと記録したというふうに理解しています。
そして、話があっちこっち行ったりしますけれども、農業総産出額というのが毎年農水省から出ますけれども、去年、一番新しいやつでは肉用牛が八千を超えて、これまた史上高値になりましたですね。一方で、米が、かつては一番高いときで四兆弱あったんですが、今は一・五兆ぐらいしかないです。だけど、畜産がもう相対的に伸びていて、今、肉用牛の価格だけが上がっていて、ぐっと伸びているという、そういう状況の中にありまして、今繁殖農家も肥育をやっている農家も経営は非常にいいです。いいんですが、なぜこういう状況になったかというのをやっぱり冷静に考えていかなくちゃならないんだろうというふうに思います。
例えば岩手県に関して言えば、特に繁殖農家というのは今から二十年ぐらい前というのはすごい多かったんです。今統計も私もいろいろ追っていますけれども、この二十年間ぐらいで繁殖農家というのは半分以下、場合によっては三分の一ぐらいに減っています。恐らくこれは全国的な傾向なんだろうと思います。価格が上がってきても、今、繁殖用雌牛の数が二十八年から二十九年でちょこっと、十年間下がっていたのがちょっと増加しましたけれども、全体的に基盤がやっぱり弱っているんじゃないかなというふうに思います。
いいものを安くというのは一つの産業としての役割だろうと思いますが、その中で、この繁殖基盤、それからあと担い手というのがない、肥育もそうなんですけれども、数が減っていっているということに関しましては現状をよく踏まえて対応していく必要があるのではないかと思いますが、今の段階で農水省としては、この肉用牛の供給基盤というか生産基盤、どのように認識しておられるのか、そしてまた、これからどのような対策を取られようとしているのかということについての考え方をお聞かせいただきたいと思います。