平野達男の発言 (農林水産委員会)
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○平野達男君 大臣おっしゃるように、発足当時というのは農地改革の結果として均質な、一ヘクタール未満の、今、最近余り零細規模なんていう言葉は使いませんけれども、そういう農家がたくさん出てきて、安い資材を買うにしても価格交渉能力はない、作ったものを売るにしてもその価格交渉能力もない、だからまとまって安いものをみんなで大量で共同して買って安く買いましょうねと、作ったものはみんなで共同して売って高く売りましょうねというのが精神だったわけですね。それが最近ちょっとやっぱり忘れかけている面はあったかもしれません。かなり農家の中ではそういうことをおっしゃる方もいます。
あともう一つは、担い手が多様化してきまして、生産法人とか規模の大きな農家が出てきて、経営マインドが随分変わってきて、やっぱり自分で安いものを、資材も購入しようという、そういう芽が出てきている中で、私が全農さんなんかに特に期待したいのは、やっぱりロジスティックの世界で、農協さんというのは、いついつどこで何月にこういう肥料あるいは資材が必要だというデータを集めようと思ったら集められるはずなんですね。そういったものを全部データとして集めながらやって在庫管理をしていきますと、効率的にこれを、全国連携する必要がありますけれども、もっと安く資材を集めて効率よく販売できるというネットワークをつくる可能性を秘めるというか、それをできる一番近いポジションにいるんじゃないかなと思います。
そういうことも是非、今回の法律の中では国がというのを前面に入れていますので、別に国がこうやれ、あれやれというふうに指導する、命令する必要はありませんけれども、一つの中での物流が大きく変わっている中で、全農がこれだけのネットワークを持っているということを生かすということで、最終的には経営マインドに富んだ各生産者のニーズにも応えるような仕組みができるんだよというようなことで、是非、進められる改革というのは進めていただきたいというふうに思います。
それからあと、一方で、中山間地域ではまだしばらくあと十年か十五年ぐらいは、もっと続くと思いますけれども、高齢者の方を中心とした小規模な農家の方が頑張っていますので、この方はもう絶対農協がいないと営農が続けられない、地域農業が続けられないという意味で農協の役割というのは引き続き重要でありますので、その点も含めて申し上げさせていただきまして、三十五分でちょっと時間を残しましたけれども、あとは進藤さんに時間を譲りたいと思います。
ありがとうございました。