舞立昇治の発言 (農林水産委員会)

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○舞立昇治君 ありがとうございました。
 これまでも何とか拡充に努力されていることを評価しつつ、なお一層の対策の強化をしていただきますようによろしくお願いいたします。
 最後でございますけれども、資源管理の問題について、二年前にも触れさせていただきましたが、再度質問させていただきます。
 このクロマグロの資源管理の関係につきましては、資源保護派、いやいや現実派と、いろんな話がございましたけれども、これにつきましては冷静に科学的な根拠に基づきながら、そして高度回遊魚でありますので、日本だけじゃ対応し切れる問題じゃなく、国際的な枠組みに基づいてしっかりと資源管理をやっていく必要があると。そのためには、やはり関係者がいろいろと納得できるしっかりとした資源調査、評価が重要だということでございますが、ここのところ、この資源調査、研究評価体制の予算につきましては、二十七当初の約二十五億から二十八当初約二十八億、そして来年度当初で約三十一億円と着実に予算を増額確保していただいていることには感謝申し上げたいと思います。
 なかなか時間がなくなってまいりましたので、ちょっとはしょってまいりますけれども、御承知のとおり、先ほど、クロマグロの関係につきましては、高度回遊魚であるとか国際的な枠組みだとかいろいろと言ってきたところでございます。そうした中で、現在、科学的な根拠に基づきまして、国際的な枠組みの下で二年取り組んでいるところでございますけれども、この二年ほど、日本海生まれ、南西諸島生まれのクロマグロの加入量のモニタリング調査では、二十六年から二十七年にかけて増加、そして速報では二十八年も二十七年から増加の見込みでございまして、未承認や未報告による不適切な漁獲があった長崎や三重でもクロマグロが捕れるから捕っているという状況であることからも、また二年前以上からの自主的な取組の成果もございまして、私はクロマグロの資源は少しずつでございますが着実に増加しているものと考えております。
 そうした中で、本年、次の二〇三〇年までの中間目標を作成することになっている関係上、簡潔に言うと、再度目標を作るに当たりまして、現場が混乱するような、日本の水産業が衰退するような中間目標だけには絶対しないでいただきたいということでございます。当然、現場とは、漁業者だけでなく、卸、仲買、製氷、運送、飲食業等、裾野が広い水産関係者のことを指しますが、厳しい資源管理措置下で、水産日本の復活と地方創生に今関係者一同一丸となって必死に取り組んでいる中、そして資源は着実に回復してきている途上におきまして、私は今以上の厳しい管理を行う必要はないと考えておりますし、現在の取組を継続していくことでも、仮に低加入が、低加入が続いた場合でも、暫定回復目標でございます歴史的中間値、四万一千トンでございますが、これは六割以上の確率で達成可能でございます。そして、二〇三四年には平成一桁時代のかなり多く捕れた時期の約六万トンまで回復する見込みであることを十二分に踏まえるべきだと思っております。
 今回、WCPFCからの示唆とはいえ、初期資源量という非現実的な仮定で、その二〇%、実に今の資源量の十倍の十三万トンでございます。それを二〇三四年までに早急に回復させなければならないといったような示唆というのは、その根拠は甚だ私は不明であり、疑問であると考えております。
 まとめますと、四月にISCの太平洋クロマグロに関するステークホルダー会合の議論を踏まえまして、本年、北小委で作成することになっております次期中間目標に向け、水産庁には是非、現場の関係者に悪影響が生じないように、科学的根拠に基づいた冷静な議論を展開していただくとともに、人類そして漁業の営みは永遠に続くものでございますので、中長期的視点で現実的に取組可能な目標を作成していただくようお願いしたいと思いますが、佐藤長官の御見解と御決意をお願いいたします。

発言情報

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発言者: 舞立昇治

speaker_id: 28181

日付: 2017-03-22

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会