小川勝也の発言 (農林水産委員会)
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○小川勝也君 この件は主題ではありませんので、大きな議論はいたしません。しかし、もし今大臣がおっしゃったことを文科省と一緒にやろうとすれば、新しい大学を新設する必要はないんですよ。四国にいわゆる産業動物の獣医師さんが欲しいと仮定すれば、新しい制度を構築して、高知県なら高知県、愛媛県なら愛媛県から学生を募って、獣医学部に行ったら戻ってくださいねというシステムをつくればいいだけの話じゃないですか。
それから、後でお話をいたしますけれども、たまたま昨日、大阪府立大学が我々も定員二十人欲しかったというテレビ番組を偶然拝見をいたしました。すなわち、新しいニーズに対応するならば、地元に戻る獣医師さんの育成あるいはライフサイエンスに対応する学部の定員増だとか、文科省にお願いをすれば、愛媛県今治市に百六十人の定員を増設するよりももっともっと有効な手だては私は打てたのではないかと確信をする次第であります。
そして、職業選択の自由というのがあります。大動物の方に行ってほしいけれども、ペットの獣医師さんになる人が多い、これも仕方ないことであります。しかし、ドクター、お医者さんがいわゆる先端の医療に携わりたいのと同じように、いわゆる牛に触れ合う獣医師さんにもいろんな希望があるでしょう。
北海道には帯広畜産大学、北海道大学、酪農学園大学と三つ獣医学部がありますけれども、北海道は、後で触れますけれども、酪農にとっては王国でありますので、そこで活躍する産業動物医にとっては一番すばらしいステージであります。しかし、三つ獣医学部があって、北海道にはたくさんの牛があって、最高水準のいわゆる現場を持っているにもかかわらず、北海道でさえ獣医師足りないんですよ。それから、青森県、お隣、田名部匡代さんの青森県には北里大学の獣医学部がありますけれども、それでもまだ青森県も足りない。そうしますと、いわゆる愛媛県に獣医学部ができたから四国に獣医師が増えるというのはただの幻想と言わざるを得ません。
質問を変えます。
新たな獣医学部の設置、これは先ほども申し上げましたけれども、業界にとっては青天のへきれきであります。限られた教員、取り合いや分捕り合戦は大変だというふうに思いますけれども、文部科学省として、全国にどういう先生がどの大学におられるかというのを一番把握しているのは文部科学省であります。文部科学省のOB等が加計学園の先生をいわゆる引き抜いたり募集したりした、手伝ったりしたという例を見聞きしておりますでしょうか。