有松育子の発言 (文教科学委員会)
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○政府参考人(有松育子君) 今先生、デメリットとおっしゃいました。例えば健康との関係など、あるいは犯罪被害等のことかと存じますが、文部科学省では、平成二十三年度から二十五年度にかけて実施した学びのイノベーション事業におきまして、ICTの活用に伴う児童生徒の健康面への影響等に関する配慮事項について調査を実施しております。
この調査におきましては、ICTを活用した授業の前と後で、児童生徒の体の調子や首や肩の調子、また目の疲れなどといった体の各部位の調子に顕著な変化は見られなかったという結果が出ております。ただし、電子黒板等の画面が見にくかったと答えた場合や、テレビゲームを、これは学校ではなくてですが、テレビゲームを長時間利用する生徒あるいは睡眠時間が短い生徒などにつきましては、目の疲れの変化に統計的な有意差が見られるといったような結果を得たところでございます。
この調査結果を踏まえまして、眼科や脳科学の専門家から、学校の授業のような短い時間であれば影響は生じないと考えられますが、一方で、長時間の利用をすることによっては例えばドライアイといったようなことが生ずるなどのおそれがあるために、長時間集中して見続けるということがないように配慮する必要があるといったような知見を得ているところでございます。
また、ICTの利用に伴う犯罪被害等でございますけれども、これは文部科学省で調査を行っているわけではございませんが、警察庁においてコミュニティーサイト等に起因する事犯の調査や、内閣府におきましてフィルタリングの利用率などの調査が行われていると承知しておりまして、文部科学省でもそれらの調査結果について承知しているところでございます。
文部科学省では、教室の先ほど申し上げました環境等の配慮事項についてまとめました児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブックを作成をいたしまして、都道府県教育委員会等に周知をするとともに、文部科学省のホームページに掲載をして活用を促しているところでございます。
また、犯罪被害に遭わないようにといった意味では、児童生徒が安全に留意して、また先ほどのような健康にも留意して、児童生徒が自らそうしたことに留意しながらICTを活用できるようにという意味で情報モラル教育というのが非常に重要と考えておりまして、このための教師用の指導資料の作成、配付ですとか、普及啓発を目的としたセミナーの開催等の支援策を実施しているところでございます。