吉良よし子の発言 (文教科学委員会)
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○吉良よし子君 方向性示して助言するだけではその自治を侵していることにはならないのではないかというお話だったんですけれども、吉田氏の場合、教授として赴任したわけです。にもかかわらず、実際には予算事業に関する助言を行っていたと。そもそも公務員というのは全体の奉仕者であるべきはずなわけですね。だから、退職したからといって、すなわち、じゃ個別の奉仕者になっていいのかというと、そういうわけではない。余りにも不公平じゃないかと国民が思うのは当然の話だと思うわけです。さらに、やはり許認可権限、予算上で強い権限を持つ文科省から大学へ再就職ということ自体が、やはり単なる経験や知識を生かして再就職するということでは済まない問題を含んでいると私は言わざるを得ないと思うんです。
先ほど法規にのっとり運営するとおっしゃいました。ただ、ただ単に法規にのっとり運営するというだけなら、それはそうかもしれませんけれども、例えばこの間、安倍政権は、世界最高水準と政府が判断した特定の大学に予算などを集中する世界に勝てる大学になる大学改革というものを押し付けてきております。その一例が二〇一四年に創設されたスーパーグローバル大学制度なわけです。
これは、二〇一三年に閣議決定された日本再興戦略、ジャパン・イズ・バックで、教育再生実行会議の提言を踏まえつつ、産業競争力の観点から、グローバル化による世界トップレベルの教育の実現を目指すとしてその創設を掲げているものなんですが、この創設に関わったのが当時高等教育局長であった吉田大輔氏なわけです。そして、吉田氏が二〇一五年に天下った先である早稲田大学というのは、このスーパーグローバル大学のトップ型に指定されていたと。さらに、その総長は教育再生実行会議の座長である鎌田薫氏だったと。
こういう経過や吉田氏自身が大学内で行っていた大学への助言、予算措置や教育制度についての助言の中身を照らし合わせると、この天下りというのは政府のこの大学改革を早稲田大学の中で推進させるためだったとも言えるのではないかと思うのですが、大臣、いかがでしょうか。