有田芳生の発言 (法務委員会)

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○有田芳生君 適切に対処できていないから言っているんです。時間がありますから次に行きます。
 前回、局長に解消法以降どういう成果がありましたか具体的にお示しくださいと言いました。ところが、私がその質問をした後になって、法務省の方が「私たちの身近にあるヘイトスピーチ」というパンフレットを作っていらっしゃるということを知ってびっくりした、知らなかった。恐らく皆さん方も知らなかったと思います。
 今、資料に添付をしましたけれども、非常にかわいらしい、分かりやすいかなというような、こういうパンフレットができました。だけど、積極的に評価をしたいんですが、やはり問題点を幾つか指摘をしなければいけないというふうに思います。
 例えば、この立派なパンフレットの中で、人種差別撤廃条約あるいはそういった言葉が全く出てこない、あるいは、被害者の思いも出てこない。あるいは、QアンドAで「ヘイトスピーチって何」とありますけれども、「ヘイトスピーチに明確な定義はありませんが、」と、「ヘイトスピーチに当たると言われています。」と。何か人ごとのように聞こえるQアンドAになっているんですが。
 私たちは、皆さんと一緒にヘイトスピーチ解消法を作ったじゃないですか。そのとき、ヘイトスピーチ解消法の第二条には明確な定義置いてありますよね。どうしてそういうものがこのパンフレットにはないんだろうかと思います。あるいは、このパンフレットの中には、法務省のやった被害実態調査の内容もありません。あるいは、クエスチョン3の「ヘイトスピーチをなくすために、私たちにできることは」というところでも、ヘイトスピーチ解消法の三条の半分しか説明されておらず、肝腎な差別的言動のない社会の実現に寄与するように努めなければならないという後半部分が、意図的なのかどうか分からないけれども、削られている。これでは、本当に国民に解消法の精神というのは伝わるんでしょうか。
 このパンフレットが作られた経過、どのぐらいの準備で、あるいは専門家の相談を受けたのか、予算は幾らだったのか、部数はどれだけだったのか、是非ともお答えください。

発言情報

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発言者: 有田芳生

speaker_id: 5133

日付: 2017-04-20

院: 参議院

会議名: 法務委員会