飯塚繁雄の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(飯塚繁雄君) 本日は、参議院で特別委員会、当然目的は拉致問題の解決ということに目的を持っているようでございます。
 委員の先生方は当然御存じのように、この問題が発生してから、また我々が活動し始めてから、そして十年前に拉致対策本部ができてから、相当時間がたっているわけですね。こういった問題は非常に難しさがあるかもしれませんが、やはり一番基本なのは日本の国民が拉致をされている、その実態を理解していながらなかなか解決の糸口が見えない状況が長過ぎるんですね。
 我々拉致被害者の家族も状況がどんどん変化して、具体的に言えば、私の兄弟も二人もういなくなりました、当然母親もいなくなりました。そういうことで、各家族が非常に抱えている問題が続々出てきている状態、これはもう一日も、一刻も許せないという実感は相当私たち強いわけです。
 そこで、私たちは家族会としてできることを十分活動をしてまいりましたけれども、確かに国民の世論の啓発については相当盛り上がってまいりました。そしてまた、この問題を取り扱う各いろんな組織、そしてまた国会の中でも議論は出ておると思いますけれども、なかなか具体的な動きが見えないというのが非常に残念です。
 今日の目的も対策樹立に関するということになりますが、とにかく私たちはもう待てないというのは全ての家族の実感、思いであります。そして、その思いを、先日、四月、国民大集会を開き、私たちはその方針の中に、今年中に、本年中に解決をという強い意思を持って取り組む覚悟でございます。したがって、この言葉が、言葉の重みがそれぞれの先生方には通じていると思いますけれども、とにかく早くしてほしいというのが私たちの願いです。
 取り巻く状況はかなり混沌としておりますが、私たちが言っているのは、どんな状況にあろうともこの拉致問題は別問題であり、国の最重要課題であり、また、安倍内閣については最優先課題で取り組んでいくという強い意思をもらってはおります。今年中にこの問題が解決しなければこれは大変なことになるという、私たちはある覚悟をしております。
 これは当然、各党、要するに超党派でこの問題を取り組んでいくというお話でございますので、与党がやればいいということではないはずですが、そしてまた、国民の世論の中にも、最近に至っては政府に対する後押しといいますか、本当にやる気があるのか、やっているのか、いつまでにやるのかという、そういった声が国民の中にも増え続けております。
 当然、この問題については、あらゆる状況を判断し、分析し、決断をしなきゃいけないという場面が相当多いんですけれども、その中には、最近に至って、北朝鮮の蛮行が重ねられている、ミサイルあるいは核実験その他、非常に状況が、情勢が混沌としている。その中で、またアメリカの大統領が替わった、そして昨日また韓国の大統領が替わった。いろんな条件でこの拉致問題が話題から外れることを私たちは恐れているわけです。優先順位とすれば、当然私たちとしては第一優先ということでお願いしたいわけですけれども、その状況判断の中でやはり拉致問題が置いてきぼりにされないように、せっかく掲げた旗が振り飛ばされないように、これをいつも私たちは気にしております。
 したがいまして、この対策については当然今の安倍内閣が主導的な立場で進めていくわけですけれども、やはり、これは先ほども言いましたように、国会では超党派で進めていくという前提が今もはっきりしているわけですので、この拉致問題の解決については、それぞれの立場、考え方がありますけれども、やはりこれは、この問題というのは誰から見てもあってはならない問題であるということはお分かりだと思いますけれども、とすれば、そういった協力関係といいますか、この対策に関して国会でもあるいは党派でもベクトルを合わせて、是非見える形でやっていただきたいと。
 私たちは、言ってみればもう評論は要らないと。あらゆる問題、いろんな評論家の先生方たくさんおります。あるいは、それらしき人もたくさんおります。お話を聞けばもっともだということを感じますけれども、それで何をやってくれるんですかというふうな私はいつも問いかけをしているところでございます。したがって、これは単に、救出活動が、国としてあるいは議会として今頑張っています、やっていますというような話はたくさん聞きます。私もそれを認めております。やっていただいているんだなと、そういう実感はあります。しかしながら、これも何回も言うようですけれども、で、どうなったのというところまでなかなかつながらないのが非常に残念です。
 当然ながら、北にいる被害者たちはもう我慢の限界を超していますよね。もう精神的にも束縛され、あるいは肉体的にも病気あるいは栄養その他のことを考えれば、本当に助けに来てくれるのかしらという疑問符さえ付きそうな年代が、時期が過ぎてしまっているわけです。
 いろいろ情報によれば、被害者の情報が結構入ってきております。具体的には、これ私の話ですけれども、田口八重子は生きているというような情報がかなりあります。生きているのが分かっていながら何ですぐ取り返せないのかというのは全く我々の素朴な疑問でございます。
 したがいまして、こういったことも考え合わせながら、是非とも本年中に全ての被害者を救出していただくべく、また一段の御努力をお願いしたいということでございます。

発言情報

speech_id: 119315253X00320170510_004

発言者: 飯塚繁雄

speaker_id: 23373

日付: 2017-05-10

院: 参議院

会議名: 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会