青山繁晴の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)
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○青山繁晴君 ありがとうございます。自由民主党・こころの青山繁晴です。
去る五月十日の本特別委員会に、拉致被害者の御家族の飯塚繁雄さん、横田早紀江さん、斉藤文代さんが支援者とともに参考人としておいでくださいました。そのお訴えをお伺いして、改めて御家族と被害者の長い、毎日繰り返される苦しみが胸に迫りました。ほかの委員の方々も同様だと思います。拉致被害者を一人残らず救出するためにこそ設置されたこの特別委員会であることを肝に銘じて質問いたしたいと思います。
先週の日曜日、六月四日に、拉致被害者の有本恵子さんのお父様で、家族会の副代表でいらっしゃる有本明弘さんに神戸でお目にかかりました。恵子さんは、私と神戸の幼稚園が同じです。年齢もそう大きくは変わりません。私は、幼稚園の同窓生に拉致被害者がいたから拉致事件に関わってきたのではなくて、一民間人として拉致被害者の救出にささやかにだけ寄与しようといたしておりましたら、同じ幼稚園に被害者がいることが分かりました。日本の国民は、学校や職場あるいは親戚などをたどっていけばどこかで拉致被害者とぶつかる、それぐらいたくさんの同胞、はらからを拉致されたままになっている現実を示唆する一つの例だと思います。
その有本明弘さんがおっしゃったことをそのまま紹介はいたしませんけれども、私が問題提起と受け止めたのは、北朝鮮をめぐる情勢は依然極度の緊張状態にあって、実は窮地にもあるだろう北朝鮮の立場に着目した新たな日朝交渉をすべきではないかという趣旨だと思います。私は良い着眼点でいらっしゃると思います。米軍におびえる北朝鮮が、むしろ日本の安倍政権に助けてほしくて拉致事件について妥協することはあり得ることではないでしょうか。
ストックホルム合意から三年がたち、再調査すら行われず、御家族の苦悩は深まるばかりです。水面下では日朝の交渉も行われていると拝察はしていますけれども、表舞台でも、もはや既存の合意にはこだわらない、そして第三国に仲介もいただかない新規の直接交渉を検討されてはいかがでしょうか。
ちょっとこの部分、通告していませんが、例えば東京と平壌で交互で行うような直接交渉も御検討いただけないでしょうか。加藤大臣、よろしくお願いします。