宮家邦彦の発言 (予算委員会公聴会)
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○公述人(宮家邦彦君) 日本が資源のない島国として生きていくために、いろいろ考えた結果、私の結論はシーレーンの防衛だということを先ほど申し上げたわけですが、このシーレーンというのはどこまで行くかというと、中東、湾岸地域まで行くんです。そして、御承知のとおり、第七艦隊はインド洋まで、そしてその先は第五艦隊が守っているわけであります。これが実態であり、そこでどこの一つが切れても日本に石油は入ってこなくなるんです。そのようなことを考えたときに、そして一九四〇年代、五〇年代に比べればはるかに能力の高い兵器が、そして武器システムができ上がり、そして人間の活動もはるかに広範囲に、しかも速い速度で動くようになった、このような状況で一九六〇年代の議論がどこまで妥当するのかということは、私、常に考えております。
その意味で、このガイドラインということを今おっしゃいましたけれども、ガイドラインの有無にかかわらず、日本の安全保障というものを考えたときに、そして日本が海洋国であるということを考えたときに、現行の法令上でも十分海を守る、海洋を守る、そしてシーレーンを守る、そしてそれに付随する空域を守るということは、その地域の地域概念というよりは、私はより一体となった日本の利益なんだろうと思います。それが拡大していくこと自体が私は悪いことではないと思います。日本が今までのようなディフェンシブなポスチャーでいる限り、私はその状況が拡大するとしても大きな問題になるとは思っておりません。