宮家邦彦の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(宮家邦彦君) 大陸と海洋で対応は違います。
 大陸においては、先ほども申し上げたとおり、大陸の中でのバランス・オブ・パワーが必要です。したがって、大陸の中に一つの強大な覇権国家ができないように、先ほど申し上げたように朝鮮半島においては自由で、独立した、安定した、繁栄した朝鮮半島国家、まあ、どう統一するかは別としてですね。それから、東南アジアについても同じです。陸続きのところについては、同じような形で自由で安定した地域が生まれることが望ましい。もちろん、経済的に繁栄するという意味では、日本はそこで協力できるわけであります。
 海の上はまた全く別のメカニズムが働く、まあ、もちろんオーバーラップはいたしますけれども。やはりシーレーンをどうやって守るかという観点から一番大きな問題は、やはり南シナ海をどのような形で天下の公道のままにしておくかということが求められるわけであります。
 この点については、大陸国家ではできないことがあります。海洋国家でなければできないこともあると思います。その中で、おっしゃるとおり、オーストラリアであるとかフィリピンも島国です。それからインドネシアもそうですよね。インドは必ずしもそうではありませんけれども、インド洋まで考えますと、インドも重要なパートナーになり得る。別にどこかの国を封じ込めようとして申し上げているのではなくて、あくまでも海の道を開いておこうという観点から協力できることをすべきだということで、大陸と海洋では若干戦略が異なるかもしれません。

発言情報

speech_id: 119315262X00120170309_068

発言者: 宮家邦彦

speaker_id: 19233

日付: 2017-03-09

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会