前田哲の発言 (外交防衛委員会)
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○政府参考人(前田哲君) お答えいたします。
まず、我が国の弾道ミサイル防衛システムでございますが、海上自衛隊のBMD対応イージス艦による上層での迎撃と航空自衛隊のPAC3ミサイルによる下層での迎撃、これらによる多層防衛によりまして、いかなる事態においても弾道ミサイルの脅威から国民の生命、財産を守るべく万全の態勢を取っているところでございます。
一方で、委員御指摘のとおり、北朝鮮は弾道ミサイル能力を増強しております。特に、より対処が困難となるロフテッド軌道による攻撃や、事前兆候の察知が困難となる発射台付きの車両、これTELと申しますけれども、こういうもの、あるいは潜水艦発射型の弾道ミサイル、SLBMを用いた攻撃、さらには複数の弾道ミサイルを同時に発射する攻撃、こうしたことなどが懸念をされるようになってきているわけでございます。
こうした点に関しましては、約四年前の平成二十五年でございますが、に策定をされました防衛大綱におきまして、北朝鮮の弾道ミサイルの能力の向上を踏まえて、我が国全域を防護し得る能力を強化をするために、即応態勢、同時対処能力及び継続的に対処できる能力を強化していくこととされておりまして、防衛省・自衛隊は既に弾道ミサイル対処能力の向上をこれまで図ってきているところでございます。
これ、具体的には、BMD対応イージス艦を増勢をしていく、これは四隻から八隻にする計画にしております。それから、新型の迎撃ミサイル、PAC3のMSEあるいはSM3のブロックⅡAといったものでありますが、これを取得していく。こうしたことを引き続き着実に進めていくことにより、ロフテッド軌道による攻撃あるいは同時多数の発射による攻撃などに対する防衛態勢、これは一層強化されることとなります。
その上ででありますが、北朝鮮が過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し、今なお弾道ミサイル能力を増強している中、一刻も早く全国を常時持続的に防護する能力を抜本的に向上させて、国民の生命、あるいは我が国の領土、領海、領空を守り抜く、より一層万全の備えを構築する必要があると考えております。
このために、イージス・アショアを中心に新規アセットの導入を行うことといたしまして、平成三十年度の概算要求においていわゆる事項要求を行っているところであるわけでございます。
今後とも、こうした取組を可及的速やかに進めていくなど、防衛省・自衛隊として、いかなる事態においても弾道ミサイルの脅威から国民の生命、財産を守るべく、BMD、弾道ミサイル防衛に万全を期してまいりたいと、このように考えております。