横田早紀江の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)
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○参考人(横田早紀江君) あの日はちょっと、先ほどもお話ししたんですけど、風邪を引きまして、四日前にもう全く声が出なくなりまして、もうその日に大統領にお話ができるかなという非常に心配をしておりまして、出かけました。
それで、やっぱり国連でのお話をしてくださったこと、拉致問題について、日本にこのような少女が、拉致をされている人がいるんだということをお話ししてくださったことに対しての、本当に私は感動しましたので、お礼を申し上げましたのと、お忙しい中で今日時間をつくっていただいて、家族に会っていただいてありがとうございますと。そこまでは一生懸命何とか絞り出して言ったんですが、目の前にいらっしゃいますし、せきも出そうな感じですし、余り失礼かなと思って、もうそれ以上ちょっと声が余り出そうにないので、もうこれで結構ですと言いました。そうしたら、もういいんですかと政府の方もおっしゃったんですけど、ちょっと済みませんと言って、もうそれで黙ってしまったんですが。
どういうふうにお話をしていいかとおっしゃると、私も、こんな難しい問題を、どうしてください、こうしたら絶対良くなりますよとか、そんな知恵もありませんし、どうしていいか分かりませんけれども、やっぱり一番怖いのは戦争、戦争にならないことを私は願っております。
どこの国もやっぱり戦争はしちゃいけないと思っておりますので、戦争にはならないようにしていただきたいということと、そして、トランプ大統領も後でおっしゃっていたように、こんなに年少な子供、未成年まで拉致をして自分の国にとどめ置いて帰してこない、姿も見えないようにしている、そして家族の人たちは四十年間も悲しみ苦しんでいる、こんなことがあってはいけないとはっきりとおっしゃってくださっておりますので、そういった人道的な意味でちゃんと捉えてくださっていると思っておりますので、その後のことは、やっぱり日本の総理大臣、そしてトランプ大統領、いろんな各国の大統領も、いろいろと意見の違う方もありますし、国々によって違いますから、非常にこれは一つにしていくのは難しいんだなといつも思っておりますので。
どんなことと言われても、もうただ、皆、犠牲になった者たちの命を助けてくださいと私たちは立ち上がったんです、最初。そんなところに連れていかれたなんて思っていなかったんです。どこに行っちゃったんだろうと思って捜し回っていた子がそこにいて生きていたんです。そして、蓮池さんたちも生きて、一緒になって写真を持って、お母さん、お父さん、みんなと、この子を助けてくださいと署名活動も何度も訴えてやっていた方が本当に帰ってこられたんですね。もう完全な現実なんですね。真実だったんです。そのことが本当なんですということを分かってくださったことがこの間のことだったので、それはもう、一人のお父様として、私たちも両親ですから、どの方もみんなそうですから、本当にそんな大事な子供を奪われたままで何にもない、見えない、息遣いさえ聞こえないという四十年というものを本当に御理解いただきたいと思います。
だから、言葉に出して、どう思った、どういうふうに言ったらいいですかとか、そういう論理的な問題で私たちはもう申し上げることができませんし、帰してくださいとただ言っているだけなので、それは政府がしていただくことだと思っております。済みません。