青山繁晴の発言 (予算委員会)

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○青山繁晴君 実は昨日、予算委員の端くれとしてあの隅っこで、総理の答弁の中に、お聞きした総理の答弁の中に米軍に救出を依頼しているからという一言があってちょっと心配していたんですが、今おっしゃっていただいたので、あくまでも日本が自国民を救出するんであって、アメリカにその協力を求めているんだという趣旨だと理解いたしました。
 さっき太平洋軍司令部に行った話もしましたけれども、小野寺さんから名前の出たハリス司令官におかれても、拉致被害者の救出に深い関心を持ってくださっているというのはよく伝わっていますので、ハリス司令官、お母様は日本人ですから、そのこともあると思います。必ず機会を生かせる体制をつくっていただきたいと思います。
 最後にお聞きしたいのは、実は……(発言する者あり)はい、最後とは限りませんが、実は残り四、五分、ゆっくりお話ししたいと思ったんです。それで最後と申し上げたんですが、実は、急に話が変わると思われるかもしれませんが、硫黄島の御遺骨、英霊の方々のことです。
 これは、安倍総理は御記憶かどうか分かりませんが、私が民間人、民間の専門家の端くれのときに、松岡利勝農水大臣が自決なさったその翌日にたまたま総理にお目にかかって、そのさなかで、総理は恐らく外交安保についてお話をお聞きになりたかったのに、第一次安倍政権のときです、僕から硫黄島の英霊が半分以上帰ってきていないと。二万一千人が戦われて、その時点では一万七千人、八千人が取り残されたままでした。南方戦線でもどこでもたくさん取り残された英霊がいらっしゃいますけれども、日本の島は、沖縄戦を加えると、沖縄とこの硫黄島だけです。
 沖縄もまだサトウキビの中に御遺骨があると言われていますが、硫黄島の場合は、その後、安倍総理は一旦退陣されましたが、再登板後に硫黄島に行っていただき、そして滑走路にもひざまずいてくださって、訳の分からないメディアは不思議な報道ぶりはありましたけれども、何でひざまずいているんだという話がありましたけれども、滑走路の下にも英霊がいらっしゃるんじゃないかということで総理はひざまずかれたと理解しています。
 ややその後進んだわけですけれども、いまだ半数の御遺骨は取り残されたままです。厚労省と防衛省がこれは本当によく連携してくださって、内閣府の方々も含めて、民間人の集まりである硫黄島協会とも連携してくださって、随分進みました。実は不肖私は三回硫黄島に行ってきましたけれども、ただ、いまだ半数の御遺骨が取り残されたままになっているのは事実です。まず日本の島でこれを解決しないと、世界に取り残された、特に南方で取り残された方々の御帰還もままならないと思います。
 改めて、硫黄島に行き、そして厚労省、防衛省とじっくり話し合うと、やっぱり残った広い地域は自衛隊が使っている滑走路ですね。それで、元々、旧軍が、小ぶりな滑走路があって、それを硫黄島の戦いの真っ最中に硫黄島を占領したところの米軍が大きな滑走路にして我が国土を爆撃したわけでありますが、それをそのまま自衛隊は言わば援用しています。一九六八年に硫黄島が私たちに返還されてから使ってきているわけですね。これは自衛隊が現に使っている滑走路ですから、なかなか引き剥がしたりしにくいという事情もあります。そこに残りの一万人を超える方々が全部いらっしゃるとは思いませんけれども、しかし、これやっぱりこの件について情報提供が足りないと思います。
 先日伺ったときに、滑走路の一部を掘って、そこに、自衛隊は硫黄島にいる海と空だけじゃなくて、陸上自衛官も協力してそれをやっていました。滑走路の周辺地域から既に御遺骨が出ているということも聞いています。したがって、滑走路以外のところの再調査も含めて今後予算を付けていただけるかどうかの瀬戸際だと思いますから、今日の特別国会の予算委員会であえて取り上げました。
 これは、防衛大臣とそれから厚生労働省に御答弁いただけるでしょうか。

発言情報

speech_id: 119515261X00220171130_041

発言者: 青山繁晴

speaker_id: 30559

日付: 2017-11-30

院: 参議院

会議名: 予算委員会